西のジギングの聖地・明石に熱いジギングアングラーが集合

フィッシングマックス&ダイワで開催!
「ジギングParty 」in明石

兵庫県明石沖を舞台に、フィッシング マックス主催、ダイワ協賛によるジギングイベントが開催された。ダイワにとっては、関西地区においてダイワ1社協賛で大々的にジギングのイベントを開催するのは初の試み。秋の青物タチウオパターンの時期と重なり、総勢96名の参加者が腕を競った。

<span>フィッシングマックス&ダイワで開催!</span><br>「ジギングParty 」in明石

ダイワ最新タックルが使える

去る11月19日、ジギングParty in明石が開催された。大阪から明石の人気遊漁船である魚英2号艇、魚英3号艇、東田丸、ビッグファイター、愁輝丸、シーマジカル、シーパラダイス、K‘sの8隻に参加者96名は分かれて乗船し、熱いジギングが繰り広げられたのだ。早朝7時に開会式がスタート。それに間に合うように、各船は明石港に集合。開会式では、フィッシングマックスさんのはじめ、今回サポート役として同船するダイワのフィールドテスターである清水一成さん、住澤直樹さん、小中孝浩さん、さらに魚英の魚谷直毅船長から挨拶があり、その後に各船に乗船し、明石大橋付近のポイントをそれぞれ目指した。

ジギングParty in明石

97名の参加者が、明石港に集合。参加者は、ビギナーから、明石に通いなれているアングラーまでさまざま。タチウオパターンのブリを攻略するために、しゃくり通した。

今回の大会では、ダイワのソルティガロッド、ソルティガリール、セルテートSW、イグジストなど、ダイワの最新タックルを乗船者は自由に使用できるようにダイワ側で用意。合計100セットほどのタックルが、各船に分けられ持ち込まれた。もちろん同船のダイワスタッフに道具や釣り方についてなども聞くことができる。「ジギングParty」の名のごとく、大会でありながらも、ダイワタックルを使用して楽しくジギングをしようという感じだ。

ダイワ最新ジギングタックル

100セットほどのダイワ最新ジギングタックルが用意された。参加者にとっては船上であれこれ試せる機会。船上でテスターやダイワスタッフが参加者に声を掛け、希望のものを使ってもらう。

タチウオパターンのシーズン。ブリ1尾に期待!

さて、肝心なルールだが、メイン部門はブリ1尾(60cm以上)の叉長というもの。船上で同船のダイワスタッフが計測していく。またお楽しみ部門として、ダイワタックル(何かしらダイワ製品。レンタルでも可)を使用して釣果を上げた上位15名に、フィッシングマックスで使用できるダイワ商品券5,000円分が進呈されるというもの。そして当日になって船長からの提案で、急遽サワラの60cm以上も計測の対象となった。

今回の開催日の約1週間前、記者は清水一成さん、小中孝浩さんとともに、今回の舞台となる明石大橋周辺の海でジギングの撮影を行っていた。その撮影時は、ブリサイズが数本上がり、さらにメジロサイズは多数釣れた。ただ、開会式の挨拶で魚英の魚谷直毅船長は、ここ最近は釣果が厳しいとのこと。「ブリサイズを釣れば、上位は確実。メジロサイズでも、以上になる可能性が高い」と語っていた。そんなこともあり、急遽サワラも計測対象に。タチウオを捕食しているタチウオパターンの時期で、ロングジグでの攻略で大型が期待できるシーズンだが、ブリはいつでも喰うわけではない。潮次第となる。この日は緩い潮。その中でどう喰わせるか、腕の見せ所でもある。

明石大橋周辺

ポイントは、明石大橋周辺。潮に合わせて、橋の西側、東側、橋から少し離れた場所を探っていく。タチウオパターンということもあり、ジグは重めのロングジグがメインだ。

せっかくの最新ダイワタックルを触れる機会

船は港を出て、それぞれ船長の狙いのポイントに散っていった。記者は魚英2号艇に乗船。橋の西側の水深50mのエリアからスタートした。だが朝一のヒットに期待したものの、参加者からの「ヒット!」の声は無い。ちなみにその後、移動を繰り返すものの、ヒットの無い状況が続いた。そんな中で、乗船している参加者の多くが、ダイワのレンタルタックルを使用し、その性能を確かめていた。レンタルはスピニング、ベイトともに用意され、それぞれ自分の好みのものをスタッフに伝えていく。また、魚英2号艇には清水一成さんも同船しており、清水さんは一人ずつ声を掛け、人によってはより良いしゃくり方をレクチャー。皆、何とかしてヒットさせようと休まずしゃくり続けながらも、和気あいあいとした雰囲気で時間が過ぎていった。

清水テスター

同船のテスターやダイワスタッフから、ジグをしゃくりながら色々と聞けるチャンスでもある。清水テスターは、一人一人に声を掛け、時には参加者のタックルを手に取りアドバイスをしていた。

途中、船長からも「しゃくり方を変えるだけでなく、ジグをしゃくる角度を変えることも効果的」、「ボトムから15m、しっかりとしゃくって!」などとアドバイスが飛ぶ。ボトムには、ちらほらと反応が出ているようだが、少しジグを追う反応が出ているものの、バイトまでは繋がらないようだ。船長は、時間によって明石大橋に西側、東側、さらには船団から少し離れた位置など、ここぞという場所に移動を繰り返していく。参加者たちも、ベイトタックルでのスロー系の探り、スピニングタックルでの速めのしゃくりでの探りと試していく。そんな中、他船からサワラの釣果があったと連絡が入った。そしてこちらにもサワラによる、ラインカッターがあった。サワラが回ってきたようだ。

サワラの釣果

いつ、魚が口を使うのか? あれこれ試しながら、諦めずにひたすらしゃくり通す参加者たち。

しばらくしてミヨシから2番目の釣り座の、大南昭宏さんの速い動きのしゃくりにヒットした。大南さんはダイワタックルのファンだという。上がってきたのはメジロ。だが、規定サイズに少し足りない叉長58cmだった。これに続けとばかりに、皆に気合が入る。

速めのしゃくりで攻めていた大南さんに待望のヒット。計測すると叉長58cm。規定サイズに、2cm足りなかった。

すると今度は、中乗りとして乗船していたキャラック(ジグメーカー)の伊藤さんにヒット。こちらは71cmのサワラ。さらに、ミヨシで激しめのしゃくりで探っていた細目義博さんに叉長57cmのメジロ。細目さんは、サワラも追加した。そして、その後は皆、必死に探り続けたものの、釣果は無く時間いっぱいとなり、他船の釣果を気にしつつ帰港となった。

サワラ

中乗りとして乗っていた伊藤さんにサワラがヒット。71cmのまずまずのサイズ。

ミヨシでしゃくり続けていた細目さんにもヒット。こちらは叉長57cm。なかなか60cmを超えない。細目さんはサワラもキャッチ。

諦めない心で獲った1尾

結果、やはりどの船も苦戦したようで、ブリに至っては叉長60cm以上がノーキャッチ。そのため、急遽サワラの叉長で順位を決めることに。その結果、1位に輝いたのは87.5cmをキャッチした佐田有志さん。ダイワテスターの住澤さんと同船の佐田さんは、住澤さんがちょっとしたアドバイスを受けた後、すぐにヒットさせたという。自身が持ち込んだタックルで、どうしても釣りたいとこだわり、見事ヒットさせた。本人コメントではビギナーだと言うが、諦めない心で獲った1尾だろう。大会は、このようなことがあるから面白い。

サワラ

見事、サワラの最大サイズを釣り上げた佐田有志さん。アドバイスをしたダイワテスターの住澤さんも、この釣果には嬉しそうだった。

今回は、全体的に釣果を上げるのが難しい状況であった。ただ、皆それぞれに楽しんでいた様子。そして同時に、明石に通うアングラーたちの熱さを感じたイベントでもあった。今回のイベントの準備など運営側として動いていたダイワスタッフは、今後もイベントを行う考えがあるとのこと。気になる人は、次回、ぜひ参加してみてはいかがだろうか? また明石のジギングについての情報、タックルについては、フィッシングマックスの各店舗のスタッフに相談すれば間違いないだろう。

ジギングParty 大会結果

大会結果
1位 佐田有志さん サワラ87.5cm(船/シーマジカル)
2位 今川朋彦さん サワラ77cm(船/ks)
3位 豊田範和さん サワラ76cm(船/東田丸)

フィッシングマックスで使用できるダイワ商品券

フィッシングマックスで使用できるダイワ商品券5,000円分をゲットした、入賞者3名以降の上位15名の参加者。おめでとうございます!

チョロコージグ、キャラックのジグ

お楽しみ抽選会では、魚英さんオリジナルのチョロコージグ、キャラックのジグなどが、多くの参加者にクジ引きで配られた。もちろん、どちらも明石で実績のあるジグだ。

ダイワテスターと船長、船でのサポートメンバーで記念撮影

今回、イベントに参加したダイワテスターと船長、船でのサポートメンバー。釣果は厳しい状況でしたが、お疲れ様でした!

取材協力:フィッシングマックス
https://fishingmax.co.jp/
ダイワ(グローブライド)
https://www.daiwa.com/jp/

写真と文:大本英則

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