大型ヒラマサを獲るための新時代のゼナックロッド!

ゼナック・NEW SINPAA
2機種登場!
どんなモデルなのかを解説!

一切の妥協を揺るさない社風、そして明確なコンセプトを掲げ、確かな技術力でロッドを完成させてきたゼナック。世界中にファンを持つロッドメーカーが、2025年春にヒラマサキャスティングロッドSINPAA(シンパ)の2機種を発売した。大型ヒラマサを獲るために生まれたSINPAA。ニューモデルはどんなモデルなのかを解説。

ゼナック・NEW SINPAA<br>2機種登場!<br>どんなモデルなのかを解説!

10年先を見据えたロッド

2021年、ヒラマサを獲るためにキャスト性能、ルアー操作、ファイトを極限まで追求したロッドSINPAA83 HIRAMASAがデビューした。誰が使ってもダイビングペンシルを柔らかく自然に泳がせることができ、20kgオーバーを対峙し、獲るための専用設計を施したモデル。強力なバットパワーを備えつつ、中型ヒラマサでも大型ヒラマサでも綺麗にベンドカーブを描き、ヒットした魚にしっかりとプレッシャーを与えて動きをコントロールできる性能を備え、構想から4年の歳月をかけて作り上げ「5年後も10年後も良いロッド」を目指して完成させたロッドである。そしてこれまで多くの実績を得てきた。

そんなSINPAAに新たなタイプとなるSC81-80G HIRAMASA、そして更に進化させたSC83-95G HIRAMASAの2つのモデルが2025年に登場。どちらも前作同様に、キャスト、ルアー操作、ファイトといった性能を追求したモデル。ヒラマサゲームでは、プラグをミスダイブさせないことが大切。そのため、繊細な操作をダイレクトにルアーを伝えるティップアクションを追求。さらに張りのある強靭なバットでありながら、魚の突然の突っ込みに対してしっかりと対応する柔軟性も装備。そして狙ったポイントへ正確にアプローチできるキャスト精度と遠投性能、長時間キャストの快適性を突き詰めたモデルとなる。すでにテストの段階で多くの大型ヒラマサキャッチを実現しているという。

どちらのモデルも、向かい風でも振り抜けがよいシャープな仕上がり。大型をキャッチするためのバットパワー、魚の引きに対して曲がりプレッシャーを掛け、突然の走りにも追従する柔軟性、繊細なルアー操作が可能な柔軟なティップを備える。

軽量ルアーで大型を獲る【SC81-80G HIRAMASA】

近年、ヒラマサキャスティングは白熱化してきている。それと同時に、シビアな状況も生まれる。また、捕食されているベイトなどの環境の変化に対応する必要ある。今回、ゼナックがSINPAAの新たなスペックモデルとして誕生させたSC81-80G HIRAMASAは、ズバリ「軽量ルアーでモンスターヒラマサを獲る」をコンセプトにしたモデル。ゼナックのフィールドスタッフであり、SINPAAの開発に携わったヒラマサキャスティングゲームのエキスパートであるD-CLAWの山本克己さんは言う。
「このモデルをなぜ作ったかというと、SINPAAのSC83-95Gは応用範囲が広く
軽いルアーから重いルアーまで投げられるロッドなのですが、ヒラマサが小さいイワシ、小さなイカを食べている時は、どうしてもルアーのサイズを下げて対応しなくてはならない時があります。また他の船が先行してポイントに入っていてプレッシャーが入っていてラインを下げ、ルアーサイズを下げて攻略したいという時もある。そんな時に出番となるロッドです。14〜16cmの40gほどから20cm70g前後までのルアーで、リールは10000、14000番、ラインはPE5号、6号、リーダー80〜150lbで使うのにベストなモデルです」
ヒラマサキャスティングは、アゲンストで投げなくてはならない状況も時としてある。そんな時でも低弾道で振り抜ける性能、それでいてライトラインを扱いやすく、超柔軟なティップによる繊細なルアーコントロールができる軽快さを備えながら、大型ともしっかり対峙できる性能を目指したという。
ちなみにテストでは、20kgクラスは数多くキャッチし、35kgもこのロッドでキャッチ。ライトウエイトのルアーを扱いやすい性能を備えながら、バットパワーSC83-95Gに引けを取らない強さを備えているモデルだ。

更に磨きをかけて誕生!NEW【SC83-95G HIRAMASA】

2021年の発売から多くの大型ヒラマサのキャッチの実績を持つSINPAA83 HIRAMASAだが、常に進化するヒラマサゲームに対応するために、今回発売となるSC83-95G HIRAMASAはブラッシュアップしたモデルとなる。浅根での攻略、ビッグワンが回遊する「ここぞ」というポイントなど、パワーゲームをしなくてはならない場所で出番となるモデルであるとともに、懐の深い使用感から、ヒラマサキャスティングの最初の1本に最適といえるモデルだ。

ヒラマサキャスティングは、飛距離が出ないと勝負にならない場面が多い。また、船の高さ、海面までの高さ、ヒットした後の取り回しの良さを考えた時に、83という長さがベストと考え、従来モデルから長さはそのまま継承。浅根でのヒットで、ヒラマサの走りを抑え込むバットパワーは受け継ぎつつ、ダイビングペンシル、ポッパーなどをよりアクションさせやすいように、ティップは若干ソフトに設計されている。

そして今回のモデルで大きな変更点となるのが、ゼナック独自のヘキサゴンリールシートを採用しているところ。前述のSC81-80G HIRAMASAにも採用されているリールシートだが、独自グリップ形状と特殊ラバーの質感で、手に吸い付くようなホールド性を実感できる革新のリールシート。そのため、軽く握っただけで操作することが可能。これにより余計な力が入らずに、ルアーの動きや潮の変化を把握しやすくなるという。また、ガイドセッティングは若干見直され、更にガイドの巻き方もリニューアル。従来モデルのSINPAA83 HIRAMASAと比べ、シャープで振りやすい性能を備え、安定したキャスト、より使いやすい性能にアップされているのだ。ヒラマサキャスティングは、キャスト回数が多い釣り。そのため使いやすさ、キャストのしやすいさはかなり重要。SC83-95G HIRAMASAは、そんな性能をしっかりと備え、アングラーの強い味方となるロッドと言えるだろう。

ゼナック独自のヘキサゴン形状に加え、最適な硬度で加水分解で劣化しない特殊ラバーでリールシートを包み込んだヘキサゴンリールシート。手に吸い付くようなホールド感で、少ない力でロッドを保持することが可能。

前作と同様、トップガイドのすぐ下にゼナック独自のアシストガイドを装着。トップガイドの糸がらみを排除し、キャスト時、強風化でのアクション入力時のトラブルを軽減する。

フロントグリップを「握った時の指の形」に合わせ込んだ「変則六角形」のゼナックオリジナルグリップ。ブレることなく手のひらにフィットする。操作性の向上とともに、疲労軽減も期待できる。

ロッドエンドは、ヘビーに使用しても破損しにくく、滑りにくいラバーに変更。

SC81-80G HIRAMSA/92,400円(税込)、SC83-95G HIRAMSA/93,500円(税込)

製品詳細
https://zenaq.com/product/sinpaa/

まとめ:アングラーズタイム編集部

SHARE
  • Twitter
  • facebook
  • LINE
  • link