小型、大型スプリットリング対応の軽量プライヤー
ダイワ・アルミプライヤー
α200HロックLG&α200HロックBG
リーダーの先端に結び、装着されたスプリットリングにルアーを装着し、さらにプラグのフック交換では必ず出番となるスプリットリングプライヤー。この秋、使いやすさを追求したプライヤー、α200HロックLG&α200HロックBGがダイワから登場した。
オフショアフィッシングで求められるプライヤー性能
オフショアフィッシングにおいてスプリットリングを開く作業は、必ず行う。スプリットリングプライヤーに求められるのは、まず握りやすさ、そして剛性さや錆びにくさ、さらに軽さ、多機能などだろう。握った時に握りにくくては、細かい作業、大型スプリットリングを開く際にも力を入れにくい。また剛性さも重要。フックを魚から外したり、リングを外したりするときに、プライヤーをひねって使用することがあるが、そんな動きに耐え、いつでもスムーズに開閉できる剛性さを備えていなくてはならない。また海で使うからには、サビに強いことも大切。そして頻繁に使用するプライヤーは、腰などに装着する人も多く、そんな時は軽いほうが良い。また、カッター部分はラインをスパッと切れれば、他のハサミなどを使用する必要がない。さらに、魚からハリを外す際のハリを掴む時やリーダーを結ぶときの締め込みの時など、挟んだ物が滑らない先端部のデザインも大切。このようにいろいろな性能がひとつに集約されていると、良いプライヤーと言われるだろう。そしてこれらの要素を、とことん突き詰めデザインされたのが、この秋に発売となったダイワのアルミプライヤー・α200HロックLG&α200HロックBGだ。
ライトゲームならLG、ビッグゲームならBG
今回、発売された2種は、先端のツメの部分の大きさが異なる。ライトジギング、ライトクラスのキャスティングゲームで使用するスプリットリング(#2-#7)なら「α200HロックLG」。大型のスプリットリング(#5-#11)を使用するヒラマサやツナ、GTキャスティング、大型魚狙いのジギングなら「200HロックBG」を選ぶと使用しやすい。ちなみに、その他の性能は、同様のものが装備されている。まず特徴となるのが軽さ。メインボディー部にはアルミを使用することで約135gの軽量化を実現している。また先端部は、ステンレス製になっており、フッ素塗装を施していることで、サビにくく汚れも落ちやすい。さらにカッター部はPEラインをスパッと切れるタングステン製の刃を使用している。加えて収納時に便利なワンタッチロック機能も搭載されている。ちなみに、ラインカッター部、先端のステンレス部分、ワンタッチロックは、アフターで修理が可能であり、これにより長く使用し続けることが可能だ。プライヤーは、「なんでも良い」という考えでなく、頻繁に手にする道具だからこそ、手に馴染み、満足できるものを選びたい。