強靭なギアとスラマードラグで
夢の魚に近づける!
オフショアで大型魚を釣るために誕生したSlammer Ⅳに
さらに堅牢さを備えたDXモデルが登場!
PENN REELのスピニングリールの中で人気のSlammerシリーズ。堅牢なボディに頼りになるドラグを備え、さらにこれまで進化を止めることなく現在は4代目のSlammer Ⅳとなり発売されている。世界中のアングラーに人気のモデルだ。そんなSlammer Ⅳにデラックスモデル「DX」が登場した。その性能を紹介しよう。
信頼できるSlammer ⅣからDXへ
オフショアゲームでヒラマサやカンパチ、ブリ、GT、マグロといった大型魚を獲るために、スラマードラグと呼ばれる高性能ドラグを備え、さらに撥水ラインローラーベアリング、軽量化されたローターなどと、巻き心地の軽やかさも追求されているSlammer Ⅳ。その実力は、世界中のアングラーがトロフィーサイズをキャッチしているとともに、日本ではPENN REELとプロ契約しているエキスパートアングラー・平松慶さんもこのリールを使い続けてきた。使い続けてきたのには、使いやすいこと、そして強度面、安定感。そんなSlammer Ⅳのさらに上の性能を装備したSlammer Ⅳ DXが日本国内で発売を開始。Slammer Ⅳの性能とともに、DXでは何が進化したのか?
DXモデルでより強く!
まずDXモデルで性能を大きく進化させたのが、メインギア、ピニオンギアのステンレス化だ。従来のSlammer Ⅳは、ブラス製のメインギア、ピニオンギアを採用していた。今回のモデルは、従来のモデルと同様に最先端のコンピューター制御と精密加工機によって作られたCNC Gear™なのだが、素材をステンレスにすることで、よりスムーズな回転性と、大型魚との力強いやりとりにも負けない耐久性を装備。
平松さんはSlammer Ⅳの使用時に、「あえてメンテナンスを行わずに長期間行わずに使い続けたが、なかなか不具合が起こらなかった」と感想を述べていたが、さらに進化したことで、より信頼でき、安心して使い続けられるモデルになっていると言えるだろう。
またボール/ローラーベアリングが8/1の装備であったが、9/1となっている。ではどこにボールベアリングが追加されたかというと、スプール内部のボールベアリングが1つ増やされ、2つのボールベアリングでドラグを支えるようになっているのだ。これよりスムーズなドラグ性能の向上が図られているという。またこれまではEVA素材のスペアノブが付属されていたが、DXモデルではより握り心地の良いと言われるハイパロン素材のノブが付属されている。
従来のSlammer Ⅳから継承されているドラグ
今回、DXモデルになって発売されたが、これまでのSlammer Ⅳから変更されていない部分もある。その性能は冒頭でも少し触れたが、変更していないのは、すでに十分な高い性能を備え、変更する必要がないということも言える。
では、その部分はどこかというと、まず最初にピックアップしたいのが平松さんも絶賛するドラグだ。Slammer Ⅳはシールドスラマードラグ。このドラグは、ダブルディスクドラグ構造。ドラグノブ側から締め付ける圧力と、スプール底部にあるドラグノブ側より面積の大きいワッシャー(デュラドラグ)でスプールを挟み込む仕組みとなっており、ドラグが効くときの力を分散するというもの。この挟み込む機構は、PENN REELが世界で最初に採用したものである。そんな構造に加え、シールドスラマードラグでは優れたドラグ性能を発揮する「HT100ドラグワッシャー」とともに、熱に強いカーボン樹脂のワッシャーを組み合わせ、スムーズで安定したドラグ放出とともに、ドラグを効かせた回転時に発生する摩擦熱を分散して抑えることができる構造。さらにこのドラグは防水機能を備え、DXモデルではシールドボールベアリングを2個備えていることで、安定したドラグ力、回転をキープする作りとなっている。
「シールドスラマードラグは、太糸で強いドラグだけでなく、細いライン使用時の軽めのドラグ値での安定性も高いのが特徴です。私がヒラマサと対峙する時、力対力で勝負するのではなく、ヒラマサの行動に合わせながら、少し低めのドラグ値でやりとりしています。その際、やはりドラグの滑り出し、安定性は重要。シールドスラマードラグは、そんなファイト時に安心感を与えてくれます」(平松)
十分な防水機能、向上した回転性能
また、リールの防水性能は気になるところ。これに関しては、国際規定で定められている防水等級「IPX」で、IPX6の等級を装備しているとのこと。これは、全方位から水を強く吹き付けても故障しないレベルであり、2.5~3mの位置から毎分100Lの水を掛けても耐えられる防水性能というものだ。またラインローラー部には、撥水ベアリングを採用しており、潮ガミによるトラブルが少ないのも特徴となっている。
また、Slammer Ⅳで新設計で軽量化されたローターにより、惰性モーメントを10%低減。さらに内部ギアがDXではステンレス製になったことで、巻き心地の軽さが更に向上している。巻き心地の軽さは、一日中ジャークを繰り返すジギング、キャスティングの場合は、疲労感が大きく異なってくる部分。疲労感が少なければ少ないほど、集中して探り続けることが可能だろう。
近海から遠征まで対応するサイズラインナップ
今回のDXモデルでは、3500番から8500番までのラインナップで構成されている。これまでのSlammer Ⅳでは、10500番モデルと4500番、6500番にはハイギアモデルがラインナップされてり、DXではこれらがラインナップされなかったが、追加で従来のSlammer Ⅳには無かった7500番サイズが登場。このモデルは、8500番とボディは共通であるが、PEライン5号が300mのラインキャパのスプールが装備されている。ワンサイズ下の6500番ではPE4号300m、ワンサイズ上の8500番ではPE8号300mのラインキャパとなっており、その間のサイズ。PE5号を巻いて近海のキハダキャスティングに挑んだり、PE6号を巻いてヒラマサキャスティングに使用したりするのにベストなモデルだ。
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