各地でシーズン突入
釣って楽しい、食べて美味しい

【カツオキャスティング】
タックルセレクト
オススメロッド23選

春から秋にかけて各地でシーズンインする「カツオキャスティング」。
強烈な引きが魅力のカツオは、ルアー釣りでも人気のターゲットだ。この記事では、2025年最新版のおすすめロッドやタックルの選び方、釣果アップのコツまで徹底解説! ナブラ撃ちや鳥山へのアプローチ方法など、初心者にもわかりやすくカツオ釣りの魅力を紹介します。

【カツオキャスティング】<br>タックルセレクト<br>オススメロッド23選

基本のタックルセレクト

ナブラや鳥山に向けて船を走らせ、時には猛スピードで群れを追いかけ、「ここぞ!」というタイミングでプラグや小型ジグをキャストして攻略するカツオキャスティング。ハンティング的な要素が強く、多くのアングラーを夢中にさせる釣りだ。さらに、新鮮なカツオの味は格別で、「釣って楽しい、食べて美味しい」ことから、釣りとして人気である。
ただし、カツオは船が接近すると素早く散ってしまうこともある。そのため、群れに近づいた瞬間に素早くルアーを投入する必要があり、ある程度の遠投性能を持ったタックルが求められる。また、掛かってからバラさないバランスのとれたロッドが必要だ。

ナブラや鳥山にルアーを的確に入れる必要がある。しかも船が速度を落としたと同時に、素早く行うことが必要。ロッドは、遠投性能に優れたモデルをセレクトすることはもちろん、的確にルアーを操作でき、かつ掛かってからしっかりと寄せられ、バラさない柔軟性を備えたロッドがベストだ。

カツオの口は脆い。口切を避けつつ寄せるためには、硬すぎるロッドは避け、ある程度の柔軟性を備えたモデルを選びたい。

ロッド選び

ロッドは、ヒラマサなどの青物狙いのキャスティングロッドでも釣ることはできるが、カツオにあったライトクラスのモデル、またはカツオ狙いを対象として開発されたモデルが良い。その理由は、カツオの強烈な走りに対応するしなやかさとパワーを備えているからだ。カツオに合ったパワーのロッドをセレクトすることで、口切れによるバラしも少なくなる。
基本となるロッドの長さは7ftクラスと8ftクラス。関東の相模湾や外房の乗合船では、アンダーキャストを推奨している場合があり、その際はロッドティップが水面を叩かないよう、7ft前半〜7.5ftあたりのモデルが扱いやすい。一方で、オーバーヘッドキャストが可能な仕立船では、飛距離重視で7ft後半〜8ft台のロッドがおすすめだ。

船のキャスティングルールによって、ロッドを長さは選びたい。アンダーキャストを推奨する船では、長いロッドは水面を叩き、理想のキャストができないからだ。

ラインとリーダー

ラインはPE2号を基本とし、大型カツオ狙いにはPE3号を使用。釣り船側でラインの太さに指定がある場合は、それに従うこと。
リーダーは40lb、50lb、60lbを用意し、ロッドティップから垂らしたルアー状態で、リーダーとPEの結束部がリールスプールに入らない長さに調整する。これはキャスト時のライントラブル防止のためだ。
ただし、リーダーが短すぎると、船ベリでの鋭い突っ込み時に船底にラインが擦れ、ラインブレイクの恐れがあるので注意が必要だ。

リール選び

リールはPE2〜3号が300m巻けるサイズを選択。ダイワやシマノなら4000〜6000番が目安となる。
また、タイプとしてはハイギアやエクストラハイギアタイプ。これらの巻きスピードが早いモデルを選ぶと、キャスト後の素早い糸フケ回収と、スピード感あるルアーアクションが可能になる。カツオは速いアクションに好反応を示すことも多い。

リールサイズも吟味。大きすぎるリールは、細かいアクションをさせる際に、重さにより操作しづらい。一方、小さいモデルではパワーが足りない場合もある。

ルアーセレクトと攻略法

プラグならシンキングペンシル、小型ジグも合わせて用意しておくのがベスト。これらを群れの進行方向の前方にキャストし、糸フケが出ないようにサミングしながら着水させ、すぐにアクションを入れる。
シンキングペンシルは、細かいトゥイッチ、ただ巻き、水面に水飛沫を出しながら早い動きで疾走させるスキッピングなどが効果的。サイズは、9cmほどから14cmほどまでが基準となる。

またプラグで届かない場合はジグを使うとよい。特にジグは、サミングを忘れずに行い静かに着水させる。ジグの大きな着水音は、魚を散らしてしまうことがあるからだ。ジグの動きも、トゥイッチや水面スキッピングが有効で、泳層が深い場合は沈めてからのトゥイッチやリフト&フォールも良い。いずれの場合も、巻き速度はやや速めが基本となる。50g前後の、リーリングでボディーを揺らすスイミング性能を備えているモデルが良い。

カツオは突然、ホームのフィールドに回遊してくることが多いが、すぐにいなくなってしまうことも珍しくない。回遊の情報を得てから準備していては遅いこともあるため、事前のタックル準備と情報収集が勝敗を分ける。「釣って楽しい、食べて美味しい」カツオキャスティングを最高の形で楽しむためにも、今からしっかり備えておこう。

カツオキャスティングおすすめロッド(2025年度版)

Tenryu・スパイク/672S-LML、722S-ML

長年に渡り、ロッドテクノロジーの進化とともにモデルチェンジを繰り返してきたスパイク。粘りと反発力をバランスよく備え、バット部には、Tenryu独自のカーボン・ナノ・チューブ素材であるC・N・T素材を採用。672S-LMLは、取り回しと操作性を重視したモデルで、20〜60gのプラグに対応。722S-MLは、30〜80gのルアーに対応し、大型カツオにも安心して使用可能なパワーを装備している。

672S-LML /ルアーMAX60g、ラインMAX2.5号、本体価格42,500円
722S-ML /ルアーMAX80g、ラインMAX3号、本体価格45,000円

製品情報
https://fishing.tenryu-magna.com/offshore/spike.html

 

スミス・オフショアスティック バウデビル/S78ML、S86M

安定感のある飛距離と投げやすさを求め、さらにルアー操作性と曲がってから反発&復元する性能を追求した2025年のスミス新作キャスティングロッドシリーズ。カツオやシイラのキャスティングからブレードジグまでこなすS78ML、オーバーヘッドで振り抜いての遠投性能、スキッピングしやすさを追求したS86Mモデルがカツオゲームに最適。持ち運びしやすいセンターカットの2ピース仕様。

OBD-S78ML /ルアー15〜60g、ライン〜2.5号、本体価格48,000円

OBD-S86M /ルアー20〜60g、ライン〜3号、本体価格50,000円

製品情報
https://www.smith.jp/product/salt/bowdevil/bowdevil.html

 

リップルフィッシャー・Aquila /ST81-2、ST 78-3

キャスティングゲームに置いて求められるキャスト・ルアー操作・魚の掛けやすさ・ファイトという基本性能を高次元で融合したシリーズ。シャープな使用感でありながら、魚が掛かってからは支点が手元側に移行する。これにより安定したファイトが可能だ。ST81-2はカツオのナブラ撃ちなど、セレクティブなゲームを攻略するために開発したモデル。ST 78-3は、取り回しの良さと飛距離の両立を求めたレングス設定で、適度な張りを残したティップにより、小さな目のプラグの操作性が抜群のモデルとなっている。

ST81-2/ルアー快適重量17〜45g、ラインMAX2号、本体価格63,000円

ST 78-3/ルアー快適重量30〜50g、ラインMAX3号、本体価格61,000円

製品情報
https://ripplefisher.com/product/off-shore-game/aquila-new

 

ヤマガブランクス・ブルースナイパー/ 83/2 FLX-MODE、74/3 RGD-MODE

2025年、近年のトップウォーターゲームの進化にともない10年ぶりに「FLX」フレックス、「TRQ」トルクフル、「RGD」リジッドという3カテゴリーで性能をアップしてフルリニューアル。83/2のフレックスは柔軟なティップとベリーにより操作性が高く、引き抵抗の少ないルアーをナチュラルに動かすことに特化したモデル。小型ベイト時の攻略に最適だ。また74/3のリジットは、ポッパー、ミノー、ジグといった引き抵抗が大きいルアー操作に特化した性能で、レンジ攻略しやすいように設計されたモデルとなっている。

83/2 FLX-MODE /ルアー14〜50g、ラインMAX2号、本体価格46,000円

74/3 RGD-MODE /ルアー30〜60g、ライン2〜3号、本体価格43,000円

製品情報
https://yamaga-blanks.com/product/ohushorecasting/new-bsb/

 

ゼスタ・カタパルト ライトスペック/S72ML

「オフショアの近海キャスティングゲームを軽快に曲げて楽しむ」をコンセプトに開発されたゼスタのキャスティングロッドシリーズ・カタパルトのライトスペックモデル。ゼスタのこれまでの経験でのブランクステクノロジーにより、わずかな力で抜群の遠投が可能。細身のチューブラブランクスにより、プラグやジグをしっかりとコントロールすることができるモデルとなっている。

S72ML /ルアー・プラグMAX70g、ジグMAX80g、ラインMAX2号、本体価格未定

製品情報
https://xesta.jp/catapult_light-spec/

 

テイルウォーク・スプリントスティックSSD /70ML、70M、80M

テイルウォークが考えるスタンダードなオフショアキャスティングロッド。スムーズな曲がりを持つブランクスを、トラブルレスで破損しにくいようにデザイン。手に取りやすい価格帯から、人気のモデルでもある。70MLモデルは、カツオやシイラに最適なモデル。柔軟な曲がりが口切しやすいカツオにしっかりと対応する。また70Mモデルは、良型のカツオに対応するパワー設定。船上で取り回しの良い長さと投げやすいレギュラーテーパーが特徴だ。さらに80Mモデルは、高い遠投性能を備え、警戒心の強いカツオをプラグで狙う時に最適なモデルとなっている。

70ML /ルアーMAX 55g、ドラグMAX4.5kg、本体価格29,000円

70M /ルアーMAX60g、ドラグMAX5kg、本体価格30,000円

80M /ルアーMAX70g、ドラグMAX5kg、本体価格31,000円

製品情報
https://www.tailwalk.jp/product/sprint-stick-ssd/

 

シマノ・オシア プラッガー フレックスドライブ/76ML

「曲げて獲る!」をコンセプトにブランクスに粘りと軽さに優れた低弾性カーボンを採⽤し、バットは強靭に仕上げ、曲げ込むほどにパワーを発揮するシリーズ。曲がり込むブランクスによって、キャストのタイミングがつかみやすく、安定して投げ続けられる性能と、アクションエラーを抑えたナチュラルなプラグの泳ぎを演出する。シリーズは6アイテムのラインナップだが、最もライトな76MLは、大型のカツオ狙いに最適。カツオの走りを余裕でコントロールできるパワーを備える。

76ML /ルアーMAX80g、ラインMAX4号、本体価格56,200円

製品情報
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/offshoresalt/casting/a075f00003e2elbqai.html

 

シマノ・オシア プラッガー ライトコンセプト/S76L、S83L、S76ML、S83ML

テクニカル&エキサイティングにキャスティングゲーム楽しむために誕生したモデル。ブランクスやパーツ周りのデザイン全てを徹底的に軽量化しつつ、強さ・遠投性・レスポンスも重視した高バランスが特徴。シマノならではのフルホールディングシート、Xガイドを搭載。監修したサンライズのキャプテン・田代誠一郎さんが、「カツオに使ってもらいたい」とすすめるモデルだ。操作性に優れた76と抜群の飛距離が特徴の83の2つの長さをラインナップ。パワーは、扱うルアー、魚のサイズに合わせられるようにLとMLがラインナップされている。

S76L /ルアーMAX60g、ラインMAX3号、本体価格56,000円

S83L /ルアーMAX60g、ラインMAX3号、本体価格58,000円

S76ML /ルアーMAX80g、ラインMAX4号、本体価格57,000円

S83ML /ルアーMAX 80g、ラインMAX4号、本体価格59,000円

製品情報
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/offshoresalt/casting/a075f000048khnkqaq.html

 

シマノ・グラップラーTYPE C

世界のオフショアキャスティングロッドのスタンダードとして発売されたモデル。シマノ独自のスパイラルX とハイパワーX を採用し、シマノキャスティングロッドのド真ん中と言える中反発系のアクションに設計。キャスト・ルアー操作・ファイトの総合バランスに優れたモデルとなっている。シリーズはライトからビッグゲームまで10アイテムのラインナップだが、その中でカツオに最適なのは、取り回しの良いS70Lと遠投が可能なS80Lだ。

S70L /ルアーMAX 60g、ラインMAX3号、本体価格34,000円

S80L /ルアーMAX 60g、ラインMAX3号、本体価格35,000円

製品情報
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/offshoresalt/casting/a075f000041qgxpqas.html

 

ダイワ・ソルティガC /71-2、84-2.5

安定した飛距離、ルアーの操作性、ファイト時の魚のコントロール、そして破壊強度といったオフショアキャスティングロッドに必要とされる当たり前ともいうべき性能に、ダイワ独自であり、ダイワ最高レベルの技術で磨きをかけたモデル。高強度で強い粘りをもつHVFナノプラス、そして先端からX45を最外層に纏ったX45フルシールド搭載によりネジレ剛性を大幅にアップ。71-2モデルは、ヘビーシンキングミノーの速引き、ポッパーやジャークベイトのトゥイッチング、シンペンのスキッピングなどを行いやすく、短めのレングスで乗合船の胴の間でも扱いやすい一本。また84-2.5は、オーバーヘッドキャストで遠くのナブラや鳥山の攻略に最適だ。

※写真は83-6モデルです。
71-2 /ルアーMAX 50g、ラインMAX2号、本体価格60,000円
84-2.5 /ルアーMAX 55g、ラインMAX2.5号、本体価格61,500円

製品情報
https://www.daiwa.com/jp/product/ueo6kjs

 

ダイワ・アウトレイジC /76-2、79-3

HVFナノプラス、X45などのソルティガの設計思想を受け継いでいるハイスタンダードキャスティングロッド。飛距離、操作性を快適にこなしながら、ファイト時はアングラーの体力負担を軽減するとともに、リフト力を残したベストなバランスに設計。グリップジョイント部はVジョイント採用で曲がりと強度を確保している。76-2は、30gクラスのプラグや45gクラスの小型ジグに最適。飛距離と操作性のバランスの良い7.6ftは、足場の低いボートや乗合船で使いやすい。また79-3は、オーバーヘッドで40gクラスのプラグや60gクラスのジグのキャスティングで扱いやすいモデルだ。

76-2 /ルアーMAX 50g、ラインMAX2号、本体価格43,300円
79-3 /ルアーMAX 60g、ラインMAX3号、本体価格44,300円

製品情報
https://www.daiwa.com/jp/product/yhtibp1

 

ダイワ・ソルティガLC /76-2

港湾~近海の青物ゲームをより快適に楽しむために作られたライトキャスティングモデル。ミノー、シンペン、小型ジグのキャスト性能が大幅にアップさせ、SALTIGAでは初採用のSVFナノプラスブランクのよって、シーバスロッドのようなシャキッとした振り抜け感、爽快なキャストフィールを味わえる性能。高弾性ブランク採用により、感度も大幅アップされている。ラインナップは、サワラからシイラ、中型青物まで楽しめる3タイプだが、その中でプラッキングに特化した76-2がおすすめだ。

84-2.5 /ルアーMAX 50g、ラインMAX2号、本体価格56,500円

製品情報
https://www.daiwa.com/jp/product/c4lpc51

 

マングローブスタジオ・ブラックヘラクレス トルザイト/BKH722S-M TZ

サイトフィッシングに特化した、最上級シューティングロッドとして開発されたモデル。カツオゲームでは、跳ねやナブラに対して素早く正確なキャストをすることが不可欠であり、そんなゲームに対応するために、独自のショートグリップを採用。アンダーハンド、バックハンド、オーバーヘッドなど、様々なフォームからのキャストをサポートする。また、ルアーの操作性と正確なキャストをコントロールするティップに、限界の負荷を掛けてもスムーズな柔軟性を失わずに魚をコントロールできる、しなやかでありながら強靭なバットを備えている。

BKH722S-M TZ /ルアー10〜50g、ライン1.5〜2号、本体価格68,500円

製品情報
https://www.mangrove-studio.com/mangrove_s/products/ocean/ocr-bkh_tz.html

まとめ:アングラーズタイム編集部

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