2025年注目のコンパクトボディの
ジギング対応レバードラグリール
オクマ独自「フライトドライブ技術」搭載
軽快巻き上げの次世代リール【テソロLDJ】
設立は1986年。いまや世界的に知られる台湾のリールメーカーであるオクマは、コストパフォーマンスに優れた製品で世界中のアングラーから支持を集めてきた。また、パワーのあるモデルは、世界中の大型魚と渡り合うため独自の技術を駆使して製品化され高い評価を得ている。そんなオクマがかなりの本気を出して作ったと推測されるリールが、ジギング用の小型レバードラグリール【テソロLDJ】。2024 iFデザイン賞も受賞した注目のリールを紹介しよう。

小型ボディでありながら世界基準の強さ
大きなボディであれば大きなギアが入れられる。そうすると巻き上げのパワーはあるが、単純にリールは大きくなるほど重くなって扱いが不自由になる。ロッドアクションを主とするジギングの場合、基本的には必要最低限のサイズのリールを選択したい。テソロLDJはそんなジギングアングラーの願いをカタチにしたモデルといっていいだろう。
使用しているフレームはワンピースの完全機械加工。高剛性のアルミを使っているので、巻き上げ時にネジレやヨレを感じることがない。またスプールも軽量でありながら高剛性のアルミを高い精度でマシンカットしたもので、フォール時のスムーズな糸落ちを実現している。
テソロLDJはコンパクトボディでありながら大きなギアを入れたことにより、高速ギア比でもトルクがあり、ドラグワッシャーの表面積を拡大できるので、十分なドラグ強度を保持しているのが特徴だ。

冷間鍛造のマシンカットフレーム、サイドプレート、アルミスプール。高い耐久性を誇り、同時に耐腐食性の高い陽極酸化処理を施している。

大きなサイズのメインギアを収納できるようにボディをデザイン。大きなギア=大きなドラグワッシャーが使えるので、攻めのドラグファイトが可能。

巻き上げの滑らかさの実現と、アンチリバースの誤作動を防止する高精度ラチェット+ワンウェイベアリング2個の組み合わせ。
フライトドライブでドラグ高負荷時でも巻き上げが軽い
今までのレバードラグリールの多くは、ドラグの負荷を強めるとハンドルの回転が重くなった。それをテソロLDJでは、オクマ独自のフライトドライブ技術によって解消している。また、近年の大型魚とのファイトはドラグワークを重視する。上手いアングラーほど、ここぞという勝負時を見逃さず、適切なドラグ負荷を掛けてターゲットを確実にキャッチへと導く。テソロLDJのレバードラグシステムは、リニアに正確なドラグ負荷を刻むので、アングラーが求めるドラグファイトを可能にする。

オクマ独自のフライトドライブ技術によって、レバードラグがどの位置にあっても軽快な巻き上げを可能にする。

勝負時のタイミングを逃さないための高感度ドラグシステムを採用。FREEとSTRIKEの中間にMマークが設定され、より明確なドラグ負荷を掛けることができる。

スプールロック機構が付き、根掛かり時にメカへ掛かる負担を軽減する。
高水準の性能。充実した機能
オクマのリールの特徴としては、先端技術を駆使しつつ、アングラーの“コレがあると便利”という点を取り入れていることだ。
2箇所に付いているパーミングサポートは、長時間ジャーキングする際にリール保持を安定させる。これによって疲労感に違いが出る。結果、集中力が持続するので水中の信号も繊細に感じ取ることが可能になる。
また、スプールに巻いたラインが、初期状態よりも高く巻かれたときでもラインを傷つけないようにするため、クロスバーの間が広めになるようデザインしている。

人間工学に基づくパーミングをサポートするボディデザイン。不安定になりがちなジャーク時のグリップ力を強固なものにする。

ラインがスプール径よりも太く巻けたときでも、ラインがフレームに触れないアウトカットバー形状。太いリーダーを使うときにも安心。

スプールの内側にラインキャパマークが付いているので、ラインがミスなく巻ける。

130mmの大型ハンドルノブを装備。ハンドルアームは98mm、もしくは110mmに設定できる。
製品紹介ホームページ
https://okuma.zenith-dream.jp/products/post-1073/