全国のフィールド、あらゆる状況に対応するために登場!
軽く感度が良く、そして追従性も備える!
TENRYUのチューブラタイラバロッド
「レッドフリップ」に4機種が追加リリース
今やタイラバゲームは全国に広がり、さらにシーズン問わずタイラバを行っている船、地域もある。ベストシーズンであればマダイも活性が高く、タイラバにそれなりに反応してくれるが、厳しい時期にはタックルの性能が求められることも多い。そんな状況に合わせて2024年夏、そして秋にTENRYUのタイラバロッド・レッドフリップに4機種が追加となった。
INDEX
長年人気のレッドフリップシリーズ
タイラバゲームを楽しめるエリアはたくさんある。タイラバが盛んな地では、ほぼ一年を通してタイラバ船が出船している。しかしその中で、水温による影響、連日攻められることによるハイプレッシャー化など、簡単には釣れない状況もある。今回紹介するTENRYUのレッドフリップは、日本全国でタイラバ、タイジギングを楽しむために誕生したチューブラタイプのロッドシリーズ。船の流し方、水深、フッキング方法など、様々な状況を想定し、さらに刻々と変化するパターンを読み取ることができるようにと、ラインナップが揃えられている。そんなレッドフリップは、2023年にリニューアルされた。そして2024年に、さらに攻略の幅を広げるため、より釣果に結び付けられるように4機種が追加となった。
さて、まずレッドフリップの全体的な性能を解説すると、ブランクはTENRYU拘りのチューブラ仕様。一般的にチューブラは軽く高感度に作れる。一方、マダイのショートバイトを喰い込ませるとなるとソリッドを使うことが多い。しかしTENRYUではあえてチューブラだけでレッドフリップをラインナップしている。喰い込み性能、追従性能に関しては、ブランクメーカーならではの技術を注入して実現させているのだ。その技術のひとつが、「マグナフレックス製法(カーボンフレックス製法)」。これはセッションごとに弾性率の異なったカーボンをチューブラ状に加工できる技術であり、タイラバロッドにおいては、軽く感度を求めながら喰い込みの良いソリッド並みのティップの成型を可能とする。また、C・N・Tを全モデル採用。C・N・Tは、C・N・T粒子が繊維自体を繋ぎとめるレジン(樹脂)との間に入り込み、繊維間の結びつきを高める技術。これによりブランクに粘り強度を出すことができるのだ。さらにガイドは各モデルごとにベストなサイズを吟味している。レッドフリップは、アングラーが使いやすく、そしてより釣れるように、よりタイラバを楽しめるように、TENRYUがとことん追求したシリーズなのだ。
バーチカル・ディープ・乗せの「RF642B-UL/VDN」
「RF642B-UL/VDN」は、100mまでの深場でバーチカルに探り、潮流が緩く渋い状況での『乗せ』の釣りに最適なモデル。 バーチカルで30~100g、ドテラでは150gのタイラバに対応。 マグナフレックスにて、ティップ部に低弾性カーボン、ベリーからバットは中弾性カーボンを主体にチューブラ状のブランクを構成し、チューブラでありながらソリッドに負けない柔らかいブランクを採用。喰い渋ったターゲットのバイトを逃さない。従来のラインナップに同じパワーの「RF5101B-UL/VSN」というモデルがあるが、今回のモデルは日本海側、太平洋側の外洋、または瀬戸内海などにおいて水深のある本線航路を攻める時に最適。さらに、その長さによって大型の船で使いやすいモデルとなっている。
ドテラ・乗せの「RF6102B-L/DN」
「RF6102B-L/DN」は、広いエリアをドテラで探り、その中でショートバイトが多いような渋い状況で活躍する『乗せ』対応モデル。バーチカルでは45~140gまで使用でき、ドテラでは250gまで対応。ドテラでの深場狙いに最適なモデルとなる。ブランクスは、マグナフレックスにて、ティップ部に低弾性カーボン、ベリーからバットは中弾性カーボンを主体に構成。カーボンチューブラーの感度の良い部分を最大に活かし、さらに追従性の高いアクションが船の揺れを吸収して安定したリトリーブでバイトに繋げられる。ドテラでラインを多く出した際のラインへのゴミやクラゲなどの付着によるガイド詰まりを解消するために、トップガイドからガイド径を少し大きく設定。ちなみに同じドテラのモデルとして従来モデルに「 RF6102B-MH/DK」があるが、こちらは水深50mほどの浅場でフォールバイトも含めて掛けていくときにオススメ。一方、しっかりとマダイに喰わせて乗せていく釣りであれば、この「RF6102B-L/DN」がベストとなる。また、小型電動リールにも対応する。
キャスト・乗せの「RF652S-L/CN」
「RF652S-L/CN」 は、スピニングリールでキャストして広範囲を探るのに対応するモデル。浅場や中層に浮いたナーバスなターゲットのバイトを拾う『乗せ』仕様で、 キャストして横方向への誘いから、バーチカル方向では中~高速リトリーブに探るメソッドにも対応。 バーチカルで45~120g、キャストは60gまで対応。 マグナフレックスにて、ティップ部に低弾性カーボン、ベリーからバットは中弾性カーボンを主体に構成し、キャストと乗せに特化したアクション。レギュラー調子になっていることで、バイトを弾きにくく、しっかりと乗せることができ、ファイト時においてもバラしにくいセッティングだ。また、バットガイドが小口径ガイドになっており、リーリング時にロッドのブレを抑え、しっかりとストレートに引くことが可能。従来モデルで「RF672S-ML/CK」というキャスティングモデルがあるが、こちらは掛け調子であり、ある程度張りの強いベリーを備えたモデル。一方、今回の「RF652S-L/CN」モデルは、小さいアタリも逃さずにフッキングまで持ち込む仕様。低活性時の横の動きに反応しやすい状況で活躍する。
ロング・乗せの「RF772B-L/LN」
海峡などの複雑な潮流を生むフィールドを攻略する際に活躍する『乗せ』対応のレッドフリップ最長のロングモデル。以前のレッドフリップには長いモデルがラインナップされていた。それが2023年にリニューアルされた際には長いモデルはラインナップに加わらなかったが、ユーザーからの要望等もあり追加モデルとして登場。長いブランクは、船の揺れを吸収し、長さを活かして船底に入り込む潮流時にも安定したリーリングで誘うことが可能。また最近流行の強波動のネクタイの使用においても、パワーを備えたブランクスがしっかりと対応する。ただパワーがあるといっても、ティップ部は繊細に作られており、ショートバイトをしっかりと捉え、ヒット後はしっかりと追従する。バーチカルで45~140gのタイラバに、ドテラでは250gまで対応。 マグナフレックスにて、ティップ部に低弾性カーボン、ベリーからバットは中弾性カーボンを主体に構成されている。また前作ではC・N・Tが入っていなかったが、今回のモデルはC・N・Tを採用していることで、大型のマダイに対してもスムーズに浮かせることが可能。一見特殊な感じのロッドだが、オールラウンダーで使用できるロッドでもある。このモデルは2024年10月に発売予定。
タイラバロッドは巷に様々なものが存在する。それはその時、そのフィールドの状況に合わせたロッドを選ぶことで、より釣果が近づくことができるから。そしてその中で厳しい状況の時ほど、ロッド性能の高さによって釣果が分かれる。レッドフリップはまさにそんなロッド。昨年、発売された6機種、そして今回の4機種の中から、ぜひ自身のフィールドでのベストなモデルを見つけてほしい。
製品情報ページ
https://fishing.tenryu-magna.com/offshore/redflip.html
製品紹介動画