より快適に楽しめるようにスペックアップ
高けりゃ良いというものではない!
コスパが良く、経験者も納得の性能!
オーシャンフィールドにNEWモデルが登場
手に取りやすい価格帯で、さまざまなオフショアの釣りを網羅するアブガルシアのオーシャンフィールドシリーズが2024年にリニューアルを開始。まずはライトジギング、ジギングモデルがラインナップ。そして2025年2月にタイラバモデルが登場となる。最新のこれら3種を、ここで紹介したい。
INDEX
皆に使い込んでほしいという思いが込められた
オーシャンフィールドシリーズ
ブランク、ガイドと高性能素材を使えばロッドは良い製品になりやすいが、だからといって使いやすい、魚がよく釣れるとは限らない。実際、記者自身が感じるのは、そのロッドの性能をどう理解しているのかが大切ということ。10年以上使い続けている安価なジギングロッド、タイラバロッドでも、今なおお気に入りのモデルがあり、実際に数々の大物をそのロッドで仕留めていきた。それらのロッドは、高級ロッドではないが、ロッドがどこまで耐えられるか、どうすれば理想のジャークを出せるか、アタリをより取りやすいか、出番はどんな時かが分かり、性能を熟知しているから今なお活躍している。そんなロッドは、意外と多い。高ければ良いというものではない。
今回、紹介するオーシャンフィールドもそんなロッドの一つと言えるだろう。オフショアフィッシングをやってみていと思う入門者にとって購入しやすい価格であり、すでにオフショアフィッシングをやっている人でも納得の性能を備えているアブガルシアのロッドシリーズだ。前回のモデルは、2018年頃にそれぞれのスタイルごとに発売されたが、2024年、新たなスペックをまといリニューアルされた。それが、JIGGING、LIGHT JIGGINGである。そしてさらにTairubberモデルが2025年に登場する。
さて今回のリニューアルでは、何がどう変わったのか? まず全モデルTOPガイドがFujiのSICに変更された。さらに、前作はFujiのニューコンセプトガイドであったのに対し、今モデルではKRコンセプトガイドを採用している。このガイド変更によって、より安心してやり取りできるとともに、ガイドへの糸絡みも軽減する。また、モデルごとにFujiのリールシートを厳選し、ブランクはABU独自のXカーボンラッピングで、斜め(45度、135度)方向からX状にカーボンテープ締め上げたものを使用。トルクが向上し、ネジれにも強くなっている。そして前作よりも軽量化を実現している。より使いやすように、改良が施されているというわけだ。
OCEAN FIELD Tairubberは4機種!
最初に、2025年に新発売となるタイラバモデルを紹介したい。タイラバモデルは、ベイトタイプ3機種、スピニングタイプ1機種の構成で登場。長さは全て波などの船の上下があっても、ロッドが揺れを吸収することで、一定速度でタイラバを引きやすい6フィート10インチとなっており、ベイトモデルはLS-80 、MLS-100、MS-140という3パワーのラインナップとなっている。ちなみに対応タイラバウエイトは、LS-80がバーチカルでは40〜120g、ドテラでは40〜180g。MLS-100は、バーチカルでは40〜140g、ドテラでは40〜200g。MS-140は、バーチカルでは45〜200g、ドテラでは45〜300gとなっている。さらにスピニングモデルは、水深の浅いポイントでタイラバをキャストして広く探るといった使い方にも対応するモデル。キャストウエイトはMAX60gとなっており、バーチカルでは20〜80g、ドテラでは20〜120gに対応する。どのモデルも2ピース仕様になっているため、携帯性に優れているのも特徴だ。全国の一般的なタイラバゲームに対応するラインナップだ。
近海の小型青物に、OCEAN FIELD LIGHT JIGGING
LIGHT JIGGINGモデルは2024年の9月に発売された。近海の青物に最適なスペックのスピニングとベイトモデルが各1機種登場。80〜100g(MAX120g)のジグに最適なパワーで、スピニングモデルは、繊細なティップにより60gのジグを使用したスーパーライトジギングにも対応する。またベイトモデルは、ワンピッチの速い誘いからスローの誘いまでこなす絶妙なテーパーアクションを装備。どちらのモデルも、不意な大物にも対応するパワーを備えているという。ちなみに狙うのにベストな魚種は、カツオ、メジ、イナダ、ワラサ、ショゴ(小型カンパチ)、小型ヒラマサ、ヒラメなど。サワラ、サゴシにも対応する。
製品情報
https://www.purefishing.jp/product/abugarcia/sw-rod/oceanfield/oceanfield-light-jigging.html
良型青物、深場狙いにOCEAN FIELD JIGGING
2024年にライトジギングモデルと同時発売となったジギングモデル。こちらは、スピニング2機種、ベイト2機種のラインナップで登場となった。ターゲットは、良型、大型の青物。近海においてのトロフィークラスとなる10kg級をメインに、20kg級に対応するスペックを備える。また、重いメタルジグを使用した深場のジギングにも対応する。ちなみにスピニング、ベイトともに、200gのジグをメインにしたモデルと300gのジグをメインに使用するモデルをラインナップされている。
各モデルの詳細は、スピニングのOFJS-60-MAX200モデルは、150gのジグをメインにしつつ200gのジグまで対応。ジャカジャカ巻き、ワンピッチ、キャストしてからの斜め引きと幅広く対応するモデルとなっている。またスピニングのもう一種、OFJS-60-MAX300は、200gをメインに300gまで対応。様々なジャークに対応しつつ、大型魚の引きをしっかりと受け止めるバットパワーを備えている。ガイドはオールダブルフット仕様で、安心して大型魚とやりあえるモデルだ。
またベイトモデルのOFJC-62-MAX200は、150gのジグをメインに、200gまで対応。深場狙いのスロージギング、中深海ジギングを行うために、粘り強くしなやかなチューブラブランクを採用したモデルだ。ブランク特性により、感度が良く、掛けてからも曲げて楽しめるモデルとなっている。また、上のスペックとなるOFJC-62-MAX300は、200gのジグをメインに300gのジグまで対応するスペックを装備。こちらもMAX200モデルと同様のブランク特性を備え、20kgクラスの大型魚にも対応する。ヒラマサ、ブリのタチウオパターン、トンジギなどに最適なモデルだ。
製品情報
https://www.purefishing.jp/product/abugarcia/sw-rod/oceanfield/oceanfield-jigging-1.html