高次元の耐久力と感度

デュエルから登場の9本組PEライン
【モンスターゲーム9】
スタイルごとのラインナップ

以前は4本、8本編みが主流であったPEライン。それぞれに伸度、表面の滑らかさ、そして強度と特徴があるが、さらに強度と感度を両立するPEラインとして9本編みが近年登場してきた。そしてデュエルにおいても、ついに9本モデルが登場。しかも、それぞれの釣りカテゴリーごとに性能を変えてラインナップ。果たしてどんな性能、どんなモデルがあるのか?

デュエルから登場の9本組PEライン<br>【モンスターゲーム9】<br>スタイルごとのラインナップ

9本編みという選択肢

PEラインは4本、8本編みというのが主流だ。4本編みは4本の原糸を組んだラインであり、一般的に伸びが少ないのは4本になっていることが多い。また1本が太いことでスレに強いという特徴を打ち出しているメーカーもある。ただ表面は8本と比べると滑らかさは劣り、キャストでの飛距離は落ちるとされている。一方、8本編みは4本編みと比べると、同じ号数でも原糸が8本と多いことから表面は滑らか。キャスティングでのガイドとのスレも滑らかなため、飛距離が出る。また潮の影響を受けにくいなどの特徴を持つ。また引っ張り強度においては、4本編みと比べると強い。ただ1本の繊維が細いことで、傷に対しては4本に比べると弱いとされている。4本編み、8本編みともに、これらのマイナス面を少しでも少なくするためにコーティングを工夫しているのだ。ちなみに4本編みと8本編みの本体価格は、4本編みの方が低価格で発売されていることが多い。

そんな中、最近は9本編みというラインが出てきた。9本というのは、8本編みのPEラインの中央に1本の原糸を入れた構造のもの。そしてこの9本編みのPEラインが、デュエルから多数の専用モデルが発売されたのである。それが「モンスターゲーム9」シリーズだ。

まず、モンスターゲーム9の全体的な特徴は、高耐久性と高感度、そして高摩耗性。デュエル独自の新製法C.I.P.(Core Integration Process)により、高い真円性を装備。扁平になりにくいラインは、水切れが良い。さらに1本芯に入っていることで、伸びが少なく、感度もアップする。そしてコアPEの存在により、耐久性、耐摩耗性も向上するという。

※4号比較 ※一定負荷(222g)の下、セラミックガイドで繰り返し摩擦し破断した時の回数を比較。 モンスターゲーム9の摩耗性能は、従来の8本編みと比べ約2倍の耐摩耗性能を計測。より長く安心して使用できるということだ。

高い耐久性、耐摩耗性があれば、大型魚相手でも信頼してファイトができる。

多種のラインナップ

モンスターゲーム9は、あらゆるルアーゲームで活躍するように豊富なラインナップで登場となる。それが、キャスティング⇄、エギング、バーチカル⇅、タイラバ、イカメタルというモデルだ。

まずキャスティング⇄モデルだが、このモデルは9ブレイドの特徴を維持しつつ、キャスト時のガイド抜けを良くし、飛距離アップを実現できるように編構造とコーティングに専用設計が施されている。滑らかで真円の設計により、プラグ操作も水切れが良く、さらに低伸度性能により、離れたエリアでのバイトも素早く感知することが可能だ。カラーは単色ピンクカラーとなっている。

 

またエギングモデルは、耐久性、感度、摩耗性能を備えつつ、特殊コーティングによりラインの放出がスムーズになる性能を装備。これによりライントラブルが減少。また水中での水の浸透やまとわりを抑え、水切れ性抜群な性能を備えている。カラーは視認性の高いイエローに、1mごとにブラックのマーキンが施されており、細かいタナ取りが行いやすい。

 

バーチカルモデル⇅は、ジギング等の落とす釣りで威力を発揮するモデル。9本の高耐久の安心感に加え、高い真円性により水中での抵抗が少なく、素早くボトムタッチ、狙いの層へアプローチできるとともに、ジャーキング時の抜けも抜群。1サイズ下のラインの使用感とダイレクトな操作感が味わえるモデルだ。カラーは、10mごとに5色で色分けされており、5mごとにブラック&レッドのマーキング、1mごとにシルバーのマーキングが施され、細かなタナの把握が可能だ。

 

イカメタルモデルは、バーチカルモデル⇅と同様の低伸度性能を備え、わずかなイカのアタリもしっかりと把握可能。糸ふけも少なく、ダイレクトにアタリを捉える。カラーは、10mごとに5色で色分けされ、5mごとにブラック&レッドのマーキングと1mごとにシルバーのマーキングが施されている。夜間でも視認性が高いカラーだ。

 

最後に紹介するのはタイラバモデル。こちらも高い真円性で、素早くタイラバを落とせるとともに、糸ふけも出にくく、さらに一定速度で巻くタイラバの操作もスムーズ。適度なハリ、滑らかな表面によりちょい投げ時もトラブルが無く、低伸度設計により、マダイがまとわりつく、タイラバを突つくようなアタリも、より明確に把握することが可能だ。カラーは10mごとに5色で色分けされ、5mごとにブラック&レッドのマーキング、1mごとにシルバーのマーキングという仕様。素早くタナの把握が可能とともに、1mのマーキングで速度把握もしやすい。

 

製品紹介動画

製品情報
https://www.duel.co.jp/special/monstergame9/

まとめ:アングラーズタイム編集部

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