伸びが少なく感度抜群のライン
Berkley Super Fireline
1200m巻きがワンスプール仕様で発売!
伸びが少なく、深場の釣りで人気のバークレイ社のスーパーファイヤーライン。これまで、深海、中深海ジギング用に糸巻きする時には、100m連結モデルをセレクトしていたが、ワンスプールで1200m巻きのモデルが登場し、600m、1200mを巻きやすくなった。
伸びの少ないスーパーファイヤーライン
中深海、深海を狙うアングラーに人気のファイヤーライン。深場狙いで好まれる理由は、通常のPEラインに比べ、伸びが少ないからである。ではなぜ、伸びが少ないのか? それは、このラインの構造に秘密がある。
現在、ソルトウォーターの釣りでメインに使用されているのは、PEライン。PEラインは、ポリエチレンの単糸ダイニーマを複数編み込んで作られるもの。ダイニーマ素材は伸びが少なく感度が高いラインだが、編み込みの緩みにより実際は伸びる。その伸び率が、6%、7%などと言われてる。ジギングなどでは、実際はジグの重さやジャーク時の抵抗で編み込みの緩みは若干少なくなっているかもしれないが、それでも伸びる。200m、300m、400mといった中深海、深海といった水深でジグを動かすジギングでは、この伸びによりジグの動き、アタリの把握の低下に繋がるといえる。しかしスーパーファイヤーラインは、この伸び率が非常に少ない。これは、素材を編み込んだ工程の後にバークレイ独自の熱延伸製法により、ラインの編み込みの目を限りなく直線に近づけているから。編み込みの目によるラインの緩みを極力抑える事によりダイニーマ素材本来の伸びの少ない特性を最大に生かしたラインとなっているのだ(下イラスト①)。
スーパーファイヤーラインのその他の特性
スーパーファイヤーラインは、伸びの少ない特性にプラス、前述したバークレイ独自の熱延伸製法により、水への馴染みが良く、2枚潮などボトムが取りにくい複雑で速い潮でもボトムまで素早くジグを届けられる特長がある(イラスト②)。コーティングは根ズレに対する強さを持ち(イラスト③④)、ガイドとの摩擦低減でフォールスピードのアップにも貢献。キャスティングゲームで使用すれば、飛距離アップにも繋がるのだ。
ワンスプール1200mがいい理由
そんなスーパーファイヤーラインが、この秋に1200mのワンスプールモデルとなって登場。中深海や深海のジギングでは、攻める水深にもよるが、釣行中のラインブレイクなども考えて、600m、ときには1200mをリールに巻くことも多い。これまで600m、1200mのラインをリールに巻く時には、100mボビンの連結をセレクトしていたのだが、連結ボビンの直径があることで、糸巻機に収まらないということがあった。また、少しラインを巻き戻す必要が生じたい際に、ボビンとボビンの隙間にラインが入ってしまうということもあっただろう。そこで、より使用しやすいワンスプールタイプがラインナップに加わったのである。
ちなみに1200mも必要としない人ともいるだろう。ただ、1200m巻きを購入しておけば、リールスプールに巻いて、巻き量がちょっとだけ少ないなんてことも起こらない。スプールいっぱいまでしっかりと巻けるのである。スーパーファイヤーライン1200m巻きは、これまでと同様、ジギングに最適な10m毎にラインカラーが変わるカラードタイプと、キャスティングゲームに最適な単色グリーンタイプがラインナップされている。
製品情報
https://www.purefishing.jp/product/berkley/super-fireline-colored.html
https://www.purefishing.jp/product/berkley/super-fireline.html