オフショア、ショア、怪魚問わず
大型魚を想定したシリーズ最大モデル
ELAN SUPER WIDE POWER
（エラン・スーパーワイドパワー）

大型魚狙いに必要なベイトリールの性能

オフショア、ショア問わず、より大型の魚に夢を抱く釣り人は多い。そしてそんな魚を獲るためには、ライン強度が必要になり、さらにそのラインを収納できパワーを備えたリールが必要になる。そこで新たにテイルウォークが作り上げたのが、今回紹介するエラン・スーパーワイドパワーだ。

ベイトキャスティング、ベイトジギングともに大型の魚を想定した場合、その魚のサイズよるラインパワー、ヒット後の魚の動きに合わせたラインキャパシティーを備えたリールが必要となる。キャスティングで狙うならキャスト性能が大切。海外の怪魚狙いなどでも同様といえる。さらに、ヒットした魚を止めるためのドラグ、巻き寄せるパワーが必要となる。このような大型魚をベイトリールで狙う際、すぐに頭に浮かぶのは丸型リールだろう。しかし丸型は重い物も多く、パーミングで握る際もロープロファイルモデルと比べると握りにくい。そこで登場したのがエラン・スーパーワイドパワーだ。

ロープロファイルデザインで、大型魚を狙うためのモデルとして登場したエラン・スーパーワイドパワー。さらに速いギヤ比を搭載したモデルが2024年９月に登場！

十分な糸巻量とパワー

まず今回のエラン・スーパーワイドパワーはシリーズ最大のモデルとなる。これまでのワイドパワーにおいてもジギング、ショアジギング、怪魚釣りなど、世界中のモンスターフィッシュと対峙してきたが、スーパーワイドパワーモデルは更にサイズアップし、そして進化。まずスプールは、43㎜の大口径深溝スプールを装備し、PE4号270ｍのラインキャパを装備。ドライブギヤのギヤ径は大きく、パワーを備えるとともにハイスピード化されている。大型魚にアピールするための素早いジャーキングや、キャスティング時のロングジャーキングにも対応するモデルとして、まず7.1：1のギヤ比のモデルが誕生した。そして今回、さらにハンドル一回転の巻取量の多いギヤ比8.1：１のモデルも仲間に加わったのだ。

またスーパーワイドパワーは、大型魚を想定したモデルとされているため、そのドラグ力も注目したい部分。なんとMAX14㎏を備えているのである。さらにセンターメインフレーム＆ギアサイドプレートは、強度と精度を追求して完成したオールダイキャストボディー（パーミングサイドボディはグラファイト製）を採用している。このパワーは、ジギング、キャスティング問わずアングラーの強い味方となってくれるだろう。

ドラグは驚異のMAX14㎏。滑り出しのスムーズさも追求され、大型魚にもしっかり対応する。

ハンドルは、大型魚相手、重いジグ使用時でもグイグイとラインを巻き取ることが可能な、75㎜と90㎜に調整できるシングルパワーハンドルを装備。さらにキャスト、リトリーブの釣りで使用しやすい120㎜のジュラルミン製のダブルハンドルも同封されている。これはありがたい。

キャスティングに最適な性能

そしてキャスティングで使用する際に重要なキャスト性能だが、このリールには６点式遠心ブレーキシステム（ダイヤル式）を搭載しているため、軽めプラグから重いプラグまでしっかりとトラブルなくキャストすることが可能。さらに43㎜の大口径により、飛距離が出せるのだ。ソルトのキャスティングゲームというとスピニングリールがメインとなるが、ベイトリールはトルクがあり、さらに連続してキャストするゲームおいてはその構造からよりテンポよく行えるという利点がある。ボートシーバスでは以前からベイトリールを使った穴撃ちなどがあったが、近年ではコノシロパターンのビッグベイトゲームにより、より使う場面が多くなった。さらにオフショア、ショア問わずGTやヒラマサをベイトキャスティングロッドで狙うアングラーも増えてきている。ソルトの世界でのベイトキャスティングゲームは、これからどんどん進化していくと予想される、そんな釣りに対応するのが、エラン・スーパーワイドパワーだ。

キャストした際に、ラインへのダメージを最小限に抑えられるように、スプールから放出されるラインとレベルワインダーが連動する設計。

ギヤ比違いのラインナップ。その使いどころ

ラインナップは71BR/71BLと新しい81BR/81BLとなる。２つの違いはギヤ比の違いであり、71はハンドル一回転95㎝、81はハンドル一回転105㎝だ。ラインキャパシティーは、ともにPE３号380ｍ、４号270ｍ、６号190ｍ、８号130ｍとなっている。このスペックから、３号を使用した150ｍほどの深場のジギングでの大物狙いにも対応。また４号以上でヒラマサ、ＧＴのキャスティングにも対応することが分かるだろう。

43㎜のワイドスプールによる、太糸での十分な糸巻量。ロープロリールでの大型魚狙いのジギング、ベイトキャスティングが可能に。

ちなみにメーカーのホームページの解説では、43㎜のワイドスプールによりロングキャストを可能としつつ、様々なスタイルに対応するというもの。71においてはヒラマサ、カンパチ、ブリ、マグロ、バラムツ、バラマンディ、ナイルパーチ、アリゲーターガー、ノーザンパイク、ピラルク、キングサーモン、タイメン、クエなどの対応魚種の名前が並ぶ。

一方、81モデルはドライブギヤの外径を極限まで大型化したハイスピード設計となっており、71と同様に様々なターゲットに対応するとのこと。大型魚との勝負は、一瞬の間で間合いを詰めることが大切な状況も多い。また波の上下がある場合、その上下に合わせてプラグを操作する場合でもハイギアのほうがやりやすいだろう。汎用性が高い71とハイギアの81、どちらを選ぶかは、アングラー次第だ。

またエラン・スーパーワイドパワーは、手に取りやすい価格というのも魅力のひとつ。購入とともに、ベイトキャスティングゲームを始めてみるというのも良いかもしれない。

キャスティング、ジギング問わず活躍する。使い勝手のよいリールだ。

購入はこちら
https://tailwalk.base.shop/items/77306834

製品情報
https://www.tailwalk.jp/product/elan-super-widepower/

まとめ：アングラーズタイム編集部