サワラキャスティングの実釣にて検証!
驚くほどの使い心地の良さを実感!
GOSENのNEW PEライン
【GUIDAS PE×9】
&サワラ・マイワシパターン鉄板ルアー
春、東京湾と相模湾の間の海域、剣崎&松輪沖はサワラキャスティングゲームで賑わう。この時期は、大型の寒ザワラが狙えるからだ。サワラは東京湾内でもこれより前の時期に釣れるが、このエリアにおいては大型の確率が高い。そこでGOSENの最新ラインGUIDAS(ガイダス)PE×9をリールに巻き、ここ数年の自身の鉄板ルアーを携え挑んだ。


INDEX
自社生産の新発売のNEWライン
釣り糸、PEラインは、ルアーをしっかり動かし、そして魚からのシグナルを感じ、さらにファイトでアングラーと魚を繋ぐ大事な役割を持つ釣具だ。ラインの性能によって、釣果は大きく左右する。そのため、アングラーは自身の釣りにおいて武器となるラインを吟味する。そして2026年4月、GOSENから9本構造のPEライン【GUIDAS PE×9】が発売される。大阪フィッシングショーで初披露され、注目を集めたモデルだ。
GOSENはこれまで、一般的な4本編み、8本編み、そして16本編みと、さまざまなPEラインを自社開発してきた。PEラインは超高分子ポリエチレンの繊維でできた原糸を編み込んで作られるラインであり、その原糸の数によって「○本編み」と呼ばれる。
国内のPEラインの多くには、東洋紡が開発した「IZANAS®」と呼ばれる超高分子ポリエチレン繊維が使用されている。そしてこの原糸をPEラインとして編み上げる技術を持つ企業は、国内では実は数社しかない。その一つがGOSENである。
GOSENでは釣り用ラインだけでなく、テニスやバドミントンのガット、自動車のシートベルトなどの安全部材、さらには医療用糸まで、さまざまな分野の糸を開発・製造している。そうした各部門の知識と技術、そして設備を結集して完成したのが、今回のGUIDASだ。部門の垣根を取り払い、GOSENが一丸となって「究極のPEライン」を目指して開発されたモデルである。

【金属的感度】「GUIDUS PE×9」TECHNOLOGY MOVIE|感覚を研ぎ澄ませ【ゴーセン】
GUIDAS PE×9の性能を確かめに
2026年4月のGUIDAS PE×9の発売前の3月上旬、記者は毎年の恒例釣行で三浦半島・剣崎&松輪沖のサワラ狙いを計画していた。サワラは、東京湾内、相模湾にも回遊するが、剣崎&松輪沖は2月〜3月いっぱいあたりまで大型が回遊する。それをプラグキャスティングメインで狙うのだ。状況、エリアによっては、ブレードジグやジギングで狙うこともあるが、このエリアでのこの時期の釣行はキャスティング縛りで行うことが多い。その理由は、単純にキャスティングのほうが楽しいと感じるからだ。今回の実釣時も、ジギングタックルの用意はしていたが、前日にキャスティングで良い釣果だったこともあり、キャスティング道具だけ船に持ち込みチャレンジすることにした。そのため、今回はキャスティングでのGUIDAS PE×9の使用感についてお届けしたい。

プラグキャスティングメインの釣行。キャスティングでは鳥を追いベイトが持ち上がったところで狙い撃つパターン、ハネを見つけて撃つパターン、そして船を流しながらブラインドで探っていくパターンに分かれる。

ルアーはミノーやジャークベイト。サワラは直線的に泳ぐため、直進性の高いものの方が、バイトが得られやすい。
タックルセレクト。マイワシベイトの鉄板ルアー・K-TEN
ちなみに、サワラキャスティングで使用するタックルは、記者は76の長さのロッドに、PE2号を使用。リーダーはナイロンの40lbを2ヒロ弱。ティップからリーダーを60cmほど出したキャストポジションで、PEラインとリーダーの結び目がリールスプールに入らない長さだ。ロッドは、しっかりと使用ルアーを振り抜け、飛距離の出る長さが必要となる。このエリアのサワラキャスティングは、鳥の動きを観察して、追いかけてキャストしたり、跳ねを見つけてキャスト、さらにブラインドでキャストし続けることとなる。以前はカタクチイワシがメインベイトであり、ベイトがまとまることから群れを追いかけやすかったが、近年はマイワシがベイトのことから、群れは広範囲を回遊し、狙い所が掴みにくい状況になっている。そのため群れを追いかけ、船を寄せたら素早く、さらに群れに警戒心を与えない距離でのロングキャストが必要となる。ブラインドにおいても、飛距離を出せることでヒットチャンスは増える。
ちなみにメインラインは、飛距離重視、相手がサワラのためPE1.5号でも良いが、大型、さらに安心感を優先して、これまでもPE2号を使用してきた。PE2号であれば、多少のライントラブルが起きても、安心して使用し続けられる。ライントラブルがあった時に、船上で結び直すこともできるが、チャンスタイムは突然やってくる。そのチャンスを逃さないためにPE2号をセレクトしている。
使用ルアーは、前述したように近年はマイワシを捕食していることから、140mm以上のミノーが鉄板。160mm、それ以上のマイワシを捕食している状況もあり、大きめが当たることもある。そこで記者がメインとしているプラグが、タックルハウスのK-TENブルーオーシャンシリーズの140。140モデルには、フローティングBKF140(28g)、スローシンキングBKS(35g)、シンキングのワークスBK140SW(51g)がある。ウエイトの差による飛距離の違いとともに、泳ぎが異なる。サワラ狙いでは、素早いリーリングでリトリーブすることが良いため、これら3つの泳層はそれほど大きく変わらない。しかし泳ぎは、フローティングはよりキビキビと左右に動き、スローシンキングは左右にボディを揺らしつつナチュラルにS字を描くように泳ぐ。さらにシンキングワークスは、キビキビとした動きを抑えた、よりナチュラルテイストだと記者は感じている。サワラの活性、水色によるアピールの出し方の違いなどを考え、使い分けて攻略していく。

飛距離がしっかりと出て、どんな速度でも安定して泳ぐ K-TENブルーオーシャン。自身のサワラ釣りでの鉄板、信頼のミノー。あれこれ使ってきたが、ベイトのマイワシに合わせた140mmサイズは、現在このルアーに落ち着いている。

基本は速い速度でのただ巻き。
GUIDASの性能
フィッシングショー大阪でメーカー担当者から話を聞き、気になっていたPEラインGOSEN【GUIDAS PE×9】。発売前ではあったが、サンプルを送ってもらうことができた。
まず触った瞬間に感じたのは、非常に滑らかな表面と適度な張りだ。
これまで自身の釣りでは、張りの強いPEラインはあまり好みではなかった。キャスト時のトラブルが起きやすかったり、ベイトリールを使用したジギングでは、ちょい投げの際にバックラッシュしやすい印象があったからだ。

最初の印象は、適度な張りがあるというもの。表面は滑らか。
では、GUIDAS PE×9はどのようなラインなのか。
まず開発の背景には、GOSENがGUIDAS PE×9の前に完成させた「33本編組のPEライン」の存在がある。PEラインの編み込みをどこまで追求できるのか——。そんな技術的な挑戦とロマンから誕生したラインだという。超深海1000mを攻略するため、感度と水切れ性能を追求して開発された、史上初のPE×33ライン。その製造技術のノウハウが、GUIDAS PE×9にも惜しみなく投入されている。
【33本編組のPEでの実釣動画】
「ディープマスター・テル岡本が史上初のPE×33で幻のベニアコウに挑む」
そして新技術として採用されたのが「コア・シェル・シンクロナイズ設計」だ。
これは芯材(コア)と鞘材(シェル)の弾性・降伏特性を精密に同調させる設計で、わずかなアタリも金属的に伝える高感度を実現。さらに高い強度とエネルギー吸収力を備え、優れた耐久性を発揮する。

また8本の原糸の中心には、高タフネスな超高分子量PEフィラメントを使用した「タフ・ロック・コア」を採用。シェル構造にフィットする精密なツイスト加工によって周囲の糸と噛み合い、形状安定性と伝達効率を高めている。
さらに表面は凸凹を抑えたブレイド角度で編み上げられ、その外側にはGOSENが長年採用してきたSG Processing加工を施すことで9本の糸を高精度に一体化。原糸内部の分子鎖配列を最適化することで、高強度と低伸度を実現している。

これらの技術により、GOSENはGUIDAS PE×9の特徴を次の3点にまとめている。
「金属的感度」
「圧倒的な強度」
「ストレスフリー」
「金属的感度」は、繊細なアタリを金属的に察知。「圧倒的な強度」は、PEコアファイバーを備えることで芯から強度を向上させて強度アップ。GOSENでライアンナップされている8本編みは、例として2号は35lbだが、GUIDAS PE×9は46lbを誇る。これにより、より細い号数を使用することが可能に。細さは、飛距離アップ、そして潮の影響の受けにくさをもたらす。また、「ストレスフリー」というのは、最適化されたブレイド角度による滑らかな表面の実現。キャスティングでは、ガイドに対する滑りが良くなり、キャストトラブルの軽減とともに、飛距離アップ、そしてスムーズなリーリングを可能にする。
【GUIDAS PE×9での実釣動画】
明石海峡×最新PE!ROOTS愛用の達人が「GUIDUS PE×9」をガチ検証
RED中村が魅せる!最新ライン「GUIDUS PE×9」で攻略する利根川デイ&ナイトゲーム
実釣で感じたGUIDAS PE×9
実釣日は、前日に同船でかなりの数が釣れたとのこと。船長は休む暇もないほど忙しかったという。
ただし今年は例年よりサイズが小さく、サゴシクラスも多く混ざる状況。メインベイトはマイワシのため、まずはK-TEN BKS140をセットした。
船は城ヶ島沖の様子を見た後、剣崎方面へ走った。サワラ狙いの漁船が曳き釣りを行っている。かなりの数だ。サワラ狙いの遊漁船も多い。鳥はちらほら見えるが、ベイトが持ち上がらないため、飛び回っているだけの状態だ。そのため、ポイントとなる場所の上を、ドテラ流しで回遊、サワラの活性が上がるのを待ちながら広く探っていく展開となった。プラグをフルキャストし、着水後は高速リトリーブが基本。状況に応じてジャークを織り交ぜることもある。

この日は、前日に釣果が良かったことから、漁師も遊漁船も多い状況。漁船は曳き釣りで移動を送り返すため、ハイプレッシャー状態となる。
キャストしてすぐに分かる飛距離
キャストしてまず感じたのは、飛距離の伸びだ。
K -TEN BKS 140は、心地よく飛んでいく。GUIDAS PE×9は、最初こそ
張りがあると感じたが、その張りは強くなく、むしろガイド抜けが非常に良い。適度な張りのおかげでラインは素直にガイドへと吸い込まれていく。そして滑らかな表面と潰れない真円構造により、ガイドとの抵抗も少なく、キャストフィールも非常に気持ちが良い。風の条件もあるだろうが、例年と同じ号数でも飛距離は10mほど伸びたように感じた。
リトリーブ性能も非常に高い
リトリーブしてみると、水切れの良さがはっきりと分かる。引き抵抗が軽く、ガイドノイズも少ない。巻き心地は非常にスムーズだ。
また低伸度のため、潮流の変化も把握しやすく、ルアーの動きも明確に伝わる。今回のサワラ狙いはただ巻き主体だが、ロッドアクションを多用する釣りでは、この低伸度の恩恵はさらに大きいだろう。
ジギングでの使用でも、アクションの入りやすさが想像できる性能である。

キャスト、巻き心地は最高。トラブルが少なく、ストレスが少ない。
トラブルの少なさも印象的
この日はサワラの活性が上がらず、鳥山や跳ねを狙う展開は訪れなかった。結果は船中3尾。前日とは打って変わって、「前日はたくさんバイトがあったのに」という、サワラ狙いでよくあるパターンにハマってしまった。そのためアタリの感度やファイト時の強度を十分に確認することはできなかったが、長時間キャストを続けたことで分かったことも多い。
まず、適度な張りのおかげで、ガイド絡みのトラブルが一度も起きなかったこと。そして、ラインがループになるトラブルが2回発生したが、1回目はすぐに解けた。適度な張りで、解きやすかった。2回目は結び目になってしまったため、一か八かで強めに引いたところ、パチンと解けた。それでもライン表面に劣化が見られなかったのは印象的だった。
また、自身はキャスト時にリーダーとPEとの結び目の下のPEライン部分に指を掛けて投げるのだが、この部分のPEの繊維の毛羽立ちが出なかった。これは表面強度の高さを感じさせるポイントだった。
今回の実釣では、GUIDAS PE×9の飛距離・操作性・トラブルの少なさといった性能の高さを十分に体感することができた。今後はキャスティングゲームだけでなく、ジギングでも使用していく予定だ。その際には、さらに詳しい使用感を紹介したいと思う。

この日は、同船者が中型を1尾ずつ釣り上げ、3尾で終了。「昨日までは良かった!」という、サワラによくある状況にあたってしまった。

150m巻き・200m巻き

※価格はオープン
300m巻き

※価格はオープン


150m巻き・200m巻き

300m巻き

※カラーはライトグリーンとパープル。価格はオープン
メーカー」ホームページ【GUIDAS PE×9】
https://www.gosen.jp/fishing/multipurpose/special/guidus/



















