関西圏の釣りファンが集結
3年ぶりのリアル開催で大賑わい
OSAKAフィッシングショー
横浜の釣りフェスティバルに続き、3年ぶりのリアル開催となった釣り具の展示会・OSAKAフィッシングショー。OSAKA会場は、出展ブースが多く、多くの熱い釣りファンが会場に訪れた。そこで、今回もその模様をお伝えしたい。
OSAKAフィッシングショーも3年ぶりのリアル開催。コロナウィルスによるオンライン開催になる前のリアル開催での大阪のフィッシングショーは、来場者の釣りに対する熱さを感じる展示会であった。取材をしていて、各ブースの担当者と話をすると、「大阪の会場は、来場者が次々と質問してくる」などといった言葉を度々耳にした。3年ぶりの今年のリアルフィッシングショーは、まだコロナウィルスの影響が若干残っていたことから、以前と同じような盛り上がりをみせるかと心配の声もあったが、開催してみれば、やはり熱い釣り好きたちが会場に訪れ、体感としては以前より盛り上がっていたという印象。リアル開催の良さは、様々な釣り具を手に触れることができ、さらに有名アングラーと直接話ができ、メーカー担当者にも次々と質問を投げかけることができるとことにある。そんなフィッシングショーの良さを知っている釣り好きにとっては、待ちに待ったリアル開催となったということだろう。
さて、先日掲載した横浜の釣りフェスティバルでは、各メーカーの今年の一押し、注目アイテムを会場で担当者に聞き掲載したが、大阪会場では既に報告したメーカーに関しては、記者が気になるアイテムをピックアップ。また、横浜では出展せずに大阪は出展しているメーカーは、一押しアイテムを聞いて会場を回ってみた。ここでは、簡単な説明になるが、より製品の詳細を詳しく知りたい人は、製品のホームページURLを記載するので、ぜひそちらでも確認してほしい。
ダイワ(グローブライド)
複数のリールやロッドなど、多くのオフショアアイテムを今年発表したダイワだが、プラグでは新たな設計「レーザーインパクト」も発表。これは魚がベイトフィッシュを捕食する時のきっかけになる輝きを科学的に分析して、その輝きを鏡面反射構造によりリアルに再現したもの。まずはシーバスプラグ、ショアキャスティングプラグの発売だが、今後はオフショア対応プラグにも採用されることだろう。その他、ブレードジグ「リアルブレードTG」やタイラバアイテム「紅牙ベイラバフリーβ」、「紅牙ブレードブレイカーTG玉神」なども発表。
https://www.daiwa.com/global/ja/daiwa_technology/laserimpact/index.html
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item3/lure/salt/index.html
シマノ
シマノのプラグ新製品。新発売のBOMB DIP170Fをはじめ、別注平政130FやOCEA PENCIL115HS/115XSの新色など、様々モデルが展示。効果的な使い方などを聞く来場者も多かった。
オシャレなウェア類も多数展示。TシャツグラフィックをスマートフォンやPCの壁紙用にダウンロードできるサービスも好評。シマノで今年一押ししているIN SHORE GAMEについても、多くの人がテスター陣に質問していた。
オフショアルアーページ
クーラーボックスページ
Tシャツグラフィック
インショア特設ページ
がまかつ
新たなフック類が多数展示されていたが、記者が注目したのがバーティカルリミッドの7/0サイズ。大型カンパチ狙いのジギングに良さそう。大型魚狙いのプラグフックとしても良いかもしれない。また、大型プラグも参考出品ながら展示。こちらも発売が楽しみだ。
スタジオ オーシャンマーク
国内メーカーのフィッシュグリップといえば、スタジオオーシャンマークのオーシャングリップ。2023年は、OG2100DAをリリース。今までの2100モデルは片側開閉システムだったが、DAモデルは両方のツメが開くシステムを採用。グリップ力は従来モデルより150%に。ライトゲームから中型魚狙いまで対応する。
ブルーヘブンOGM(大田ガレージモデル)に100サイズが追加。太糸を使用した大物狙いにより対応。もちろんOGMならではの感度の良さは抜群。さらにスタジオオーシャンマークが作り、UOYAが販売する糸巻き工場の新作・IK500ver.2、IK300 COMBOも展示。ラインにテンションを掛けつつ、ラインへの負担を極力抑えてリールに巻くことができる優れもの。個人的には小型のIK300 COMBOが気になっている。
シャウト! フィッシャーマンズツール
人気のブレードジギングの交換用フック&ブレード「TCパワフルBLJスペアフック」が登場。これまでのスプリットリングの開きのトラブルを解消したモデル。ただスプリットリングを変えただけ江でなく、ローリングスイベルを変え、そのの穴の大きさを変え、さらにフックのアイの大きさを変えて出来上がった製品。大型サワラにも、余裕で対応する。
ランスにサクラマス対応、サーモン対応の新色が登場。すでに実績を得ているカラーだ。また、ブレードショーテルの追加サイズ100g、130gや、ランスのブレードジギングモデルも展示。
https://shout-net.com/itempdf/
ゼスタ
ゼスタでは、2023年に数々の新作ロッドを発表していたが、オフショアゲームで一押しのロッドを聞いたところ、紹介されたのがこのロッド「スローエモーション サミットエディション」。ゼスタがこれまで掲げてきたスロージギングの最高峰となるモデル。感度向上をとことん追求したモデルであり、近海の深場から大型魚狙いのモデルまで、9アイテムがラインナップ。
メタルジグも、タチウオジギングの最高の武器になる「スクランブル アグラーム」、ドテラ流しの青物狙いに最適な「ニトロロング」といった新作が登場。タチウオ用のアシストフック「サーベルアシスト」なども発売される。
TANAJIG
あいや~ジグでお馴染みのタナジグでは、「あいや~ポッパー」を展示。いずれもアワビ仕様で160㎜、180㎜、200㎜が発売される様子。楽しみだ。
もちろんジグも展示。そのひとつが、新作の「あいや~ロング黒潮Limited450g、550g」。このモデルは、トンジギにおいて速い潮や強風により、ジグを捕食ダナに確実に届けるために誕生したモデル。既に発売されている「あいや~ロング280g」と同じボディー長で、重さをアップしたモデルとなる。またタイラバヘッド「あいや~玉」にジャンボモデルが登場。300g、400g、500gといったウエイトで、深場のターゲット狙いで活躍する。
オーナーばり
オーナーばりでは、人気のアシストフックの展示のほか、タイラバフックの新作「マルチカスタムツイン」「マルチカスタムホールド3本」を展示。ビーズユニットモデルであり、ネクタイ絡みを減らす仕様だ。
ブルーニングハーツ
ブルーニングハーツでは、全国の遊漁船とタッグを組み、遊漁船オリジナルジグも製造している。オリジナルジグを作りたい遊漁船は、問い合わせしてみると良いだろう。
バリバス
バリバスでは、横浜と同様に休憩しながら製品を見られるブースを設営。大型ステージでは、佐藤偉知郎さん、田代誠一郎さん、蒼井さやさんがトークショーを行い、多くの人が耳を傾けていた。
ブルーブルー
ブルーブルーでは、開発中のプラグが展示されていた。右下のポッパー「GACHIPOP TULIP」は、新しい形のポッパー。どんな動きをするのか? 発売されたらぜひ試してみたい。
テイルウォーク
テイルウォークでは、横浜で見落としていたタイラバリール「Tai Game」を見学。持ってすぐに驚いたのは、その軽さ。軽量、コンパクトをテーマに作られたこのモデルは、179gという重さ。軽いことで一日中疲れずに集中し続けられることはもちろんのこと、ただ小さく軽くしただけでなく、トルクフルな巻き上げ、十分なラインキャパ、スムーズな回転もしっかり搭載されている。
https://www.tailwalk.jp/product/taigame-reel/
メロン屋工房
オフショアのエキスパートである永井真人さんのメーカー「メロン屋工房」。注目は、新しいポッパー。このポッパーの効果は、永井さん自身が実証。機会をみて、ANGLER STIMEに記事を書いてくれる予定だ。
UROCO
オリジナルモデル、ショートモデルは、フィッシングショーOSAKAリミテッドカラーも登場。また、エギや可愛いスッテも新登場。
ビート
数々の実績を持つビートのジグ。今回は新製品は無かったが、それぞれに新色が登場。
GARAGE NAGI
ガレージナギのブースでは、クロスボーダーの各種が並べられ、マグロ対応モデルもあり、多くの人が手に取っていた。また、ジグもケンツやドレッパーなどを展示。ともに最大サイズは、1200g。
https://garagenagi.com/index.htm
ISSEI
バスフィッシングからソルトまで幅広く楽しみ、活躍する村上晴彦さんがルアーデザインを手がけるISSEI。様々なソルトアイテムが並び、ジグはネコメタルが展示。フォール姿勢を徹底的に研究しつつ、ワンピッチ、高速巻きなど、様々なアクションにも対応するジグだ。
ニッコウ化成
さまざまなソフト系ルアーを販売、製造するニッコウ化成。オススメは、スーパータコベイト。ヘッド部分に、同社の「ダッピー激臭匂い球」を入れれば、さらに集魚力が増すとのこと。根魚狙いなどに効果を発揮するだろう。
人気ロッドメーカーであるヤマガブランクス、そしてリップルフィッシャー。連日、多くの人がロッドを曲げ、製品の説明を聞いていた。