3種類のティップを装備
3代目としてリニューアルして登場!
近海ジギングをより楽しめる【HORIZON LJ】
TENRYUの2025年のオフショア新作、HORIZON LJ。近海のライトジギングを幅広く網羅し、魚のアタリを確実に捉え、引きを楽しめ、そして獲ることができるシリーズ。全モデルリニューアルして発売となる。シリーズは、8アイテム。モデルに応じてマグナフレックスグラスチューブラ、マグナフレックス低弾性カーボンチューブラ、カーボンチューブラの3種のティップモデルが用意され、より使いやすくなって登場。

人気モデルがリニューアル
ライトジギングロッドとして2012年の初代ホライゾンLJが発表され、評判と人気の良さから2016年にリニューアルして登場。採用されたマグナフレックス製法のチューブラグラスティップが当時一気に日本全国に広がったスーパーライトジギングに最適ということから、より人気、注目される機種となった。そして2025年、さらに使いやすさに磨きをかけて、全8アイテムがリリースされる。
今回のモデルの特徴は、なんといっても機種ごとによりロッド性能を発揮するべく、3種類のティップが採用されている点。マグナフレックスグラスチューブラ、マグナフレックス低弾性カーボンチューブラ、カーボンチューブラのモデルが用意されているのだ。
各ティップのモデルと特徴
まず、マグナフレックスグラスチューブラティップのモデルは、ベイトモデルの4機種に採用。ティップ部は柔軟で繊細なグラス素材を使い、途中からカーボン素材になるマグナフレックス製法で構成されている。これにより、繊細なジグ操作、バイトを逃しにくい性能を装備。フォールでのアタリの多いシーバスジギング、タチウオジギングではしっかりとアタリを捉え、フッキングまで持ち込むことが可能。またジャークでは適度に初速を吸収することで、ジグを不要に暴れさせることなく操作することが可能だ。シーバス、タチウオだけでなく、サクラマスジギング、湾内のブリから良型青物まで対応する。

近海のライトジギングターゲットに幅広く対応するホライゾンLJ。ベイトモデルは、繊細なマグナフレックスグラスチューブラティップを採用し、繊細でより自然なジグアクションを演出できるとともに、フォールのアタリもしっかりと捉えて釣果に結びつける性能。

グラスとカーボンという異なる素材を自然に馴染ませることができるマグナフレックスグラスチューブラ。一方、マグナフレックス低弾性カーボンチューブラは、異なる弾性のカーボンを組み合わせ、チューブラでありながらソリッドのような繊細で喰い込みの良いティップ性能となる。

フォールのアタリが多い釣りに向いているホライゾンLJのベイトモデル。
またマグナフレックス低弾性カーボンチューブラは、スピニングモデルの1機種、HLJ642S-FLLに採用している。このモデルは、ティップ部に低弾性カーボンを採用し、中弾性カーボン、高弾性カーボンと素材が変わっていくブランクを使用。スーパーライトジギングに最適なモデルであり、イサキ狙い、その他様々な魚の小型ジグでの攻略に最適。低弾性カーボンのティップを使うことで、ちょい投げした時にティップ部にライン絡みが少なく、中弾性、高弾性カーボンを採用することでジグの操作性も高いのが特徴だ。PE0.6〜1号ラインでの使用に最適だが、1.5号まで対応するため、ブリや小型カンパチ狙いでも活躍する。また前作よりもガイドを大きくしているため、ジグキャスト時のラインの抜けが良い。さらにグリップは前作よりも長く設計され、グリップエンドを持ったキャストがしやすく、不意の大物とのファイト時には脇挟みでのファイトが行いやすくなっている。

スーパーライトジギングの釣りに、より特化して設計されたマグナフレックス低弾性カーボンチューブラティップのモデル。しかしスーパーライトジギングに最適なモデルでありながら粘り強さもしっかりと備えているため、ブリなどの青物にも対応。青物が喰い渋りの状況で試したいモデルだ。

ガイドは旧型よりも大型化。キャスト時のラインの抜けが良い。
その他のスピニング3機種に採用されているのが、カーボンチューブラティップのモデル。感度、操作性を重視しているモデルとなる。通常のワンピッチに加え、ジャカジャカ巻き、短いピッチの巻きシャクリなど幅広い誘いに対応。こちらも長めのグリップを採用し、大物のヒット時には脇挟みでのストレートポンピングも行いやすい。流行のネギングに最適で、近海の青物にも幅広く対応する。

キレの良いジグの動き、水中の様子を把握できる感度を備え、パワーも備えるカーボンチューブラティップのモデルはスピニングに3機種。

スピニングタックルでのネギングにも最適なカーボンチューブラティップモデル。
そして、いずれのモデルもバット部にはTENRYU独自のC・N・T(カーボンナノチューブ)がコンポジット。C・N・Tは、アルミニウムより軽く、鋼鉄より強い超微細マテリアル。それがカーボン繊維を繋ぎ止めるレジン(樹脂)の間に入り、それによって繊維同士の結びつきを高めるというもの。この構造により粘り強度が上がるのだ。ホライゾンLJにおいても、ライトタックルながらも脅威の粘り性能を備えている。

高級感のあるTENRYU独自の西陣織カーボンパーツを採用。
ちなみに、TENRYUには近海ジギング向けのロッド、ジグザムがラインナップされているが、ホライゾンLJのラインナップの中には近海ジギング向けのモデルもある。しかし同じではない。違いは使用ラインクラスの違い。同じサイズの魚であっても、ホライゾンLJを使って細いラインで対峙するのか、それともジグザムでLJよりは太いラインで一気に勝負するのかの違い。またハイピッチからスローまで幅広く対応するホライゾンMJもある。これらのセレクトできるアイテム、そして攻め方が増えれば、自ずと魚の出会うチャンスも増えるということだ。

グリップは、スピニングは富士工業のDPS(18)。大型リールを装着できるサイズであり、大型リールをあえて使用した戦略も可能。ベイトモデルはPULSシートを採用。スピニング、ベイトともにリアの長さは延長。より脇挟みしやすくなっている。
各アイテムの詳細
マグナフレックスグラスチューブラモデル
ベイトモデル H LJ 612B-FM
水深100m以内で120~200gのメタルジグが扱い易く、最大で230gのメタルジグや50号までの太刀魚テンヤにも対応。深場や急流エリアでの操作が容易で、大物にも挑めるバットパワーが魅力。
ベイトモデル H LJ 622B-FML
水深100m以内で100~180gのメタルジグが扱いやすく、最大で200gのメタルジグや40号までの太刀魚テンヤにも対応。浅場から深場まで、あらゆるフィールドを幅広く対応するオールラウンダー。
ベイトモデル H LJ 632B-FL
水深100m以内で80~150gのメタルジグが扱いやすく、最大で180gのジグまで対応。グラスチューブラのティップが、違和感を与えず僅かなバイトも捉える。浅いレンジでの繊細なゲームから、深場でジグの動きを抑えた大物狙いにも最適。
ベイトモデル H LJ 642B-FLL
水深80m以内で60~120gのメタルジグが扱いやすく、最大で150gのジグまで対応。僅かなバイトも逃さない、繊細なグラスチューブラのティップモデル。バーチカル方向へのスーパーライトジギングや、ジグの動きを抑えた繊細なジャークが得意。
マグナフレックス低弾性カーボンチューブラティップモデル
スピニング H LJ 642S-FLL
水深80m以内で60~120gのメタルジグが扱いやすく、150gのメタルジグまで操作可能。低弾性カーボンチューブラのティップは、繊細なアタリを逃し難く、喰い込みの良い性能。他のスピニングモデルと同様に、前作よりも長めにリアグリップが設定されているが、他モデルよりもやや短めになっておりアンダーハンドキャストがしやすく、浅いエリアを広く探れる。
カーボンチューブラティップモデル
スピニング H LJ 612S-M
水深100m以内で120~200gのメタルジグが扱いやすく、最大で230gのメタルジグまで操作可能。シャープで操作性に優れたブランクは、早いピッチでの回遊魚狙いから、誘い上げでのネギングスタイルまで対応。
スピニング H LJ 622S-ML
水深100m以内で100~180gのメタルジグが扱いやすく、最大で200gのメタルジグまで操作可能。シャープで操作性に優れ、回遊魚狙いの早いピッチの誘いが得意。やや長めのリアグリップがストレートポンピングを容易にし、不意な大物にも対応。
スピニング H LJ 632S-L
水深100m以内で80~150gのメタルジグがベストで、最大で180gのメタルジグまで対応。速いジャークで誘う青物狙い、ネギングスタイルまで対応。大型がヒットしてもしっかりと対応し、スリリングなゲームを楽しめる。
製品情報
https://fishing.tenryu-magna.com/offshore/horizon_lj.html
製品紹介動画