魚はラインの存在を感じている!
ならば、見えない色のラインが一番!
魚に見えないリーダーがデュエルから登場!
その名も「魚に見えないピンクフロロ」
デュエルから、独自の配合により魚に見えないピンク色のフロロカーボンリーダーが発売された。釣果アップに繋がる新フロロカーボンリーダー。果たして、その性能とはいかなるものか?
ピンクカラーのライン
2023年7月発売で、デュエルから「魚に見えないピンクフロロ」という名のショックリーダー、船ハリスが登場した。名前の通り、ピンク色のリーダー、ハリスである。これまで、ピンク色のリーダーは発売されている。そしてそのピンクのリーダーも、「魚に見えづらい」と言われていた。しかし、今回デュエルから発売された「魚に見えないピンクフロロ」は、さらに科学的根拠と膨大な実証検証により特殊配合を施し、より魚に見えないようになっているという。
ルアーフィッシングでリーダー素材で使用されるラインには、フロロカーボンとナイロンラインがある。各ラインを簡単に説明すると、ナイロンラインは、フロロカーボンと比べると「しなやか」で、伸びがあり、水中では浮きやすく光を反射して輝く性質がある。一方、フロロカーボンラインは、ナイロンに比べ硬く、伸びが少ないことで感度が良く、耐摩耗性に優れ、沈みが早く、水中ではナイロンと比べると馴染む性質がある。人間の目で見た感覚では、ナイロンよりフロロカーボンラインのほうが水中で見にくい。そんなことから、沈める釣り、ジギングなどではフロロカーボンラインのハリスやリーダーを使用するのが一般的となっている。ただ見えにくいとは言っても、魚はラインの存在を感じていることは、これまでの研究で分かっている。そこで、デュエルは、科学的根拠と実験により、魚が見えないフロロカーボンを生み出したのだ。
科学研究により判明したこと
近年では、顕微分光測光法による視細胞の吸収極大波長の調査が盛んとなり、魚類網膜を利用した測定で多種の分析が行われ成果を挙げている。また、太陽の光に含まれる可視光線 (目に見える光) は大きく分けて7色 (赤・橙・黄・緑・青・藍・紫) に分けられており、海水魚では調査された54種類のうち、赤色 (600nm以上) に感受性を持っていたのは僅かであり、ほとんどの魚種は青色と緑色 (440~570nm)の感受性しか持たないことが分かっているという。
魚には見えないカラクリ
上記の科学研究の結果としてデュエルが誕生させたラインが、特殊配合の「カラーフィルター効果」で、魚が感知する波長をカットするというもの。
「魚は釣り糸を透過した光と反射された光が混ざった状態で視覚に捉え、色彩や明暗として認識している。また、魚がラインをシルエットとしても認識していることを考えると、カラーフィルター効果と透明性を兼ね備えた性能であることが重要」と考えたのだ。
そこでこの「魚に見えないピンクフロロ」は、一般的なピンクラインと比べ、魚が感知する波長を幅広くカットすることで、人間にはピンクに見えるものの、魚には独自のカラーフィルター効果により、見えないようにしたのである。
その映像がこちら!
幅広いラインナップ
さて、このリーダーのラインナップだが、タイプはショックリーダーと船ハリス、磯ハリスの3タイプとなっている。ショックリーダーは、2lb~10lbは30m巻き、20lb~100lbは50m巻き、130lb~300lbは30m巻きで発売。船ハリスは号数表示で、2号(8lb)~16号(55lb)までは100m巻き、18号(60lb)~40号(120lb)は50m巻きのラインナップ。磯ハリスは、0.8号~5号までの50m巻きとなっている。幅広いラインナップにより、ライトからビッグゲームまで対応。特にスレた魚、高プレッシャー時に活躍するとのこと。ぜひ、その効果を試してみてはいかがだろうか?