青物シーズン到来でブリクラスが連発！
伊勢湾・鳥羽沖の青物ジギング

ライトタックルでブリを攻略

様々な魚が釣れることで知られる伊勢湾・鳥羽沖。秋になると、ブリサイズを含めた青物の釣果が良くなり、各港には多くのアングラーが訪れる。今回、そんな青物を釣りに集まったメンバーは、クレイジーオーシャンの商品開発担当である仲直和さん、福井県を中心に活動しているクレイジーオーシャンのフィールドテスター津井敏之さん、普段はバス釣りをメインにしつつも様々な釣りを楽しむハピソンガールの川越すずさんと、同じくハピソンガールの「みなせ ちわさん」、さらに釣りの動画を配信しているユーチューバーの「まきまきマッキーさん」といったメンバー。フィッシングラバー東海の撮影にて集合した。

出船前、沖の状況としては、台風後ということもあり、濁りが入り苦戦が予想されたたが、果たして良い釣果は得られるのか。メンバーは早朝５時、鳥羽の漁盛丸に乗り込み、ブリサイズを求めて出船。反応は水深の浅いポイントに多く出るようで、水深30ｍほどからスタートとなった。ちなみに狙うはブリサイズだが、使用するタックルはどれもライト目。ライトなタックルだからこそ、幅広い人がチャレンジできる。そんなことも、この伊勢湾・鳥羽沖の青物ジギングの魅力だろう。

ライトからビッグゲームまで様々なルアーフィッシングが盛んな地・伊勢湾鳥羽沖青物ジギング。なかでも手軽にチャレンジでき、良型のヒット率が高いのがブリをメインにした青物ジギングである。

使用タックルは青物専用
＆多彩な動きをするジグ

さてそのライト目のタックルだが、使用ロッドは、ロッド・クレイジーオーシャンのOCEAN TORQUE YT OT-B61ML。青物ジギング用のベイトロッドだ。ジグの操作に必要なロッドの張り、釣り人やラインの負担を和らげるしなりを肉厚細身のトルクブランクにより実現し、『曲げて獲る』コンセプトで設計＆開発されたモデル。 粘りと強度を備えたブランクは安定したやり取りを可能にし、釣り人の負担を軽減。これにより初心者、非力な女性にも使いやすく、青物ジギングをやり慣れている人においても納得の性能を備えているという。

クレイジーオーシャンの商品開発担当である仲さんが、タックルを解説しつつ実釣を行ってくれた。鳥羽の青物ジギングに最適なロッド、ジグ、フックを紹介。

OCEAN TORQUE YT紹介記事
https://anglers-time.com/808/

メーカーサイト
オーシャントルクYT | クレイジーオーシャン (crazy-ocean.com)

リールはハイギアモデルをセレクトし、メインラインにPE1.5、リーダーはフロロカーボンタイプの6～8号をセット。ジグはクレイジ―オーシャンのS GLIDEの150ｇがメインだ。S GLIDEはハイピッチのショートアクションではパニックアクションを演出し、フォールでは強いフラッシングでアピール。さらに滑走するようなフォールの動きを演出し、上げ、フォールともにアピールし続けるモデルである。

メーカーサイト
S-GLIDE | クレイジーオーシャン (crazy-ocean.com)

そして今回は、S GLIDEにクレイジーオーシャンのアシストフック・スモールジグパワーアシストLサイズをジグの上下に装着。このフックは、ハリのサイズの割には、フックの軸が太いことで、不意の大型青物がヒットしても、しっかりと対応すると仲さんは説明してくれた。ブリクラスが混ざる状況の時に、頼りになるフックだ。

クレイジーオーシャンのアシストフック・スモールジグパワーアシストLサイズが、がっちりフッキング。比較的小型のフックだが、パワーがあり、青物ジギングにもばっちり！

スモールジグ パワーアシスト | クレイジーオーシャン (crazy-ocean.com)

基本アクションは速巻き＆プラスα

さてこの鳥羽沖の基本となる探り方について、仲さんに聞いてみた。まずS GLIDEでの基本となる探り方は、まずジグを着底させたら、速い巻きでジグに魚を惹きつけ、ある程度のところまで巻いたら、ロッドアクションでジグを飛ばしたり、ストップやフォールといった動きで口を使わせるというもの。活性が高い時は、このようなパターンが良いと言う。また、中層に反応があるが、なかなか口を使ってこない状況では、スピード落とし、ジャーク＆ストップ、ジャーク＆フォールでよりしっかりと見せて攻略。攻略法としては、この２つがメインとなり、状況によりスピードやジャーク幅、フォールを入れる時間などを調整して、パターンを見つけていく感じだ。

今回、実釣開始からしばらくはアタリが無かった。朝の潮止まりが影響したのだろう。そしてしばらくすると、水深12ｍで津井さんのジグにバイト。これはフッキングには至らなかったが、その後、すぐにヒットへと持ち込んだ。上がってきたのは、狙い通り青物。ワラササイズだった。ヒットジグは、OCEAN FLASH TG100gのブレードチューン。これをただ巻きしてヒットに持ち込んだのだ。サワラの回遊があるという船長からの情報で、ただ巻きで探っていた時に喰ってきたという。さらに続いて、船の後方で漁盛丸のスタッフにヒット。こちらはS GLIDE150g。この２匹で一気に、船上のアングラーたちの活性も上がった。だが、その後のヒットが続かない。

釣り開始からしばらくは、アタリの無い時間が続いた。潮止まり、濁りの影響があるようだった。

ファーストヒットは津井さん。まずはOCEAN FLASH TG100gのブレードチューンでキャッチ。

電動ジギングでの誘い方

今回の釣行でファーストフィッシュを手にした津井さんだが、この１匹は新しく発売される電動ジギング用のロッド、OCEAN TORQUE YT DJでの釣果であった。そこで電動ジギングでの誘い方、ロッドについて話を聞いてみた。

まず誘い方。津井さんは、ジグを着底させたら電動リールの巻き速度を24に設定するとのこと。ひとしゃくりで、1.3～1.5ｍほど巻くというのを意識して探っているという。そしてアクションとしては、電動で巻き続けながらワンピッチジャークでロッドを動かしていくだけ。この巻き速度、動きは手巻きリールでは再現できず、時として電動ジギングばかり釣れることもあるのだ。

そしてロッドのOCEAN TORQUE YT DJは、青物狙いの電動ジギング専用ロッド。これまでのOCEAN TORQUE YTと違い、電動ジギングの高速巻きにおいても、きちんとしゃくりを入れられるように、少し硬めに設計されているとのこと。さらにスパイラルガイドに、電動リールをセットした時にしゃくりを入れやすいように、フォアグリップは長めにデザインされ、パーミングしていないほうの手でサポートできるように設計されている。

電動ジギングは、手巻きのジギングではできない誘いが出来るとともに、電動でアングラーをサポートしてくれる良さもある。そんなことから、ハピソンガールの２人もその後、手巻きでのジギングの合間に電動ジギングにチャレンジ。両方行うことで疲労感が軽減され、より鳥羽の海を満喫する結果となった。

この日は、手巻きでのジギングに加え、電動ジギングでも探っていった。どちらもやることで、疲労を軽減できる。ロッドは、専用ロッドOCEAN TORQUE YT DJを使用。

時合とともにブリ連発

さて当日の様子に話を戻そう。しばらくヒットが無い時間が続いたものの、まずは胴の間でジグを休まずしゃくり続けていた、みなせ ちわさんに待望のヒットが訪れた。ボトム付近でヒットした個体は良い引きを見せたが、慎重なやりとりの末に水面に姿を現した。上がってきたのは、85cmのブリ。ジグはS GLIDE150gのブルピン。着底度、速巻きで少し巻き上げ、フォールを入れたところでヒットしてきたという。ちわさんにとってはブリクラスは初めてとのこと。諦めずにしゃくり続けたご褒美となった。

そして後半戦に入り、まずはマッキーさんに待望のヒット。上がってきたのは81cmのブリ。着底後、速巻きし、その後ロングジャークでジグを飛ばしたところでヒットしてきたという。その後、さらに津井さんの電動ジギングにもヒット。潮が速くなったことから、S GLIDE210gに替えてヒットに持ち込んだという。カラーはゼブラのアカキンだ。そしてこの魚を皮切りに、いよいよ時合に突入したのか、船中のあちこちでヒットの声が聞こえ始めた。仲さんの言うように、速巻き＆ジャーク、フォールなどの動きが良い結果に。後半はどれもS GLIDE210での釣果。ブリサイズ、ワラサと連発し、皆で、伊勢湾ジギングを堪能することができたのだった。

マッキーさんに81cmのブリ。着底後、速巻き＆ロングジャークでブリに口を使わせた。

後半、時合に入ったのか、次々と良型が連発。ブリサイズも多数ヒット。ちなみに砂地のポイントのため、ボトム付近ではマゴチもヒットしてくる。

今回のチャレンジした伊勢湾、鳥羽沖の海域は、青物が豊富なエリアである。タイミングさえ合えば、かなりの数のブリ、ワラサをキャッチできることも珍しくない。また、これからの時期はサワラの釣果も多くなる。どちらも魅力的なターゲットだ。ぜひ、この記事でのタックルを参考にしてチャレンジしてみてはいかがだろうか。ちなみにこの記事の内容は、下記のアドレスで配信中。こちらもチェックしてほしい。

Fishing Lover 東海（テレビ愛知　※動画はこちらからお入りください）
伊勢湾ジギングで青物を狙う！〜三重県伊勢湾〜 – Locipo（ロキポ） 無料テレビ動画・見逃しネット配信サービス

当日の模様のFishing Lover 記事
伊勢湾ジギングで青物を狙う!～三重県鳥羽～ | Fishing Lover 東海 (fishinglover-tokai.com)

今回の遊漁船
漁盛丸　 小寺 賢吾 船長
https://ksryousei.com/
住所：船着き場　三重県鳥羽市 鳥羽赤碕岸壁
電話：090-6805-3179

まとめ：アングラーズタイム編集部