Spectra®だから、とにかく強い

ついに出た!!衝撃のハイスペック系
100m巻1,000円台(税抜)PEライン!!

オフショアの釣りでメインに使われているPEライン。PEラインにはさまざまな種類があり、「何本ヨリ?」「原糸はナニ系?」「どこのクニで作っているの?」といった具合に、PEラインに詳しいアングラーなら、当然スペックにもこだわる。ちなみに、一般的な原糸である「Dyneema® (ダイニーマ)」は、現在では「Dyneema®」から「IZANAS®【東洋紡(株)の登録商標】」に変更していることをご存じのアングラーも多いだろう。だが2024年にシマノから新発売されたハードブル8+は、それとは異なる原糸「Spectra®(スペクトラ)」を使用したハイスペック系PEラインなのだ。

ついに出た!!衝撃のハイスペック系<br>100m巻1,000円台(税抜)PEライン!!

Spectra®のラインは
国内ではシマノのみ

ハードブル8+に採用されているSpectra®繊維は、人の命を守る防弾チョッキや酷使される船舶用のロープなどに使われている、確かな強度を持った素材だ。それだけでもSpectra®の信頼度を説明するのは十分だと思うが、ではラインとしての性能は? ということになると、これもやっぱり凄い。耐摩耗性の向上や低伸度化(IZANAS®系と比較すると2/3の伸び率)に貢献しているのだ。ちなみにSpectra®はアメリカのHoneywell社が作っており、これをラインに使えるのはシマノのみとのことで、特殊なラインなのだ。シマノで行った水中での耐久性テストでは、一般的なPEラインと比較し、切れるまで摩擦させる実験において約3倍の数値が出ている。

ハードブル8+と一般的なPEラインとの水中での耐摩耗性比較

MX2工法が
これまたスゴイ!!

Spectra®の最大の特徴は繊維が太く、MX2工法に適しているということ。MX2工法は繊維の最外層に高結晶化層を形成し、最外層にシリコーンコーティングを施すというもの。これによって水を弾きやすく、糸さばき性が向上する。

そして、MX2工法によって適度なハリを出すことができ、それによって横風が吹いたときの糸フケを軽減し、キャスト時のガイド絡みを防ぐことができる。ベイトリールを使用した際にも、キャストでラインが放出される際のスプール回転時にPEラインが浮き、これがひとつの要因となってバックラッシュすることを防ぐ。

ハードブル8+と一般的なPEラインとのガイド絡みのしにくさ比較

ハードブル8+と一般的なPEラインとのスプール回転時のライン浮き上がり比較

ハードブル8+は
どんなアングラーにオススメなのか?

Spectra®を使うことによって得られる耐摩耗性、トラブルレス性能、低伸度という性能は、実はアングラーを限定せず、どんなアングラーにもオススメできるもの。ただ、特に耐摩耗性とトラブルレス性能は、アングラーにとって長い間“PEライン問題”として扱われてきた。これを解消するためにさまざまなPEラインを使っては、納得できないものは捨てる、ということを繰り返していたという人も多いと思う。そういったアングラーに使ってほしいのが、ハードブル8+ということになるだろう。

最後になってしまったが、Spectra®を使った8本ヨリという、これだけのハイスペックでありながら安い!! というのが、実は最大のセールスポイントだったりもする。

また、補足として、シマノではSpectra®を繊維が太い摩耗に強いハードタイプとして位置付け、IZANAS®を繊維が細い質感滑らかなソフト系として、さまざまなアングラーの要求に応えるようにラインナップしている。

製品ホームページアドレス
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/line/generalpurpose/pe/a155f00000doutoqav.html

まとめ:サーフ金太郎

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