長年ルアーを作り続けてきた
山田晋が作り出す
GOOD BAIT 第二弾、第三弾プラグ
Bnd163F&開発中プロトルアー
某メーカーで長年ルアー作りを務め、数々の人気ルアーを生み出してきた山田晋さんが、2021年に誕生させたメーカーGOOD BAIT。第一弾目のBnd180Fは、発売からすぐに注目され、2023年は第二弾となるBnd180Fが登場。さらに新しいデザインの開発も進められている。その性能を、ここで説明したい。
よりヒラマサに特化したBnd163Fを開発
ルアーデザイナーである山田晋さんが、これまでのルアー作りの経験だけでなく、オフショアやロックショアといったフィールで自身が必要となるものを開発し発売しているGOOD BAIT。様々な動きを演出できるダイビングペンシルとしてBnd180Fを作り上げ、アングラーに注目されるとともに、様々なフィールドで多くの実績を生みだした。今年、GOOD BAITの第二弾のプラグ、Bnd163FをS.F.P.Cの会場で発表するとともに、会場内のショップコーナーで販売され完売を記録。第二弾も皆の注目を集めていたことが実感できた。
さてそのBnd163Fだが、Bnd180Fをただサイズダウンしただけでなない。Bnd163Fでも多くのテストを繰り返し行い、微調整を経て誕生している。メインターゲットはヒラマサだ。さて、その性能はというと、Bnd180Fから受け継ぐ多彩なアクション、アピール力の高い体高のあるボリュームのあるボディはそのままに、Bnd180Fよりもジャーク時の抜けが良くなっているというもの。その秘密はカップにある。
「ヒラマサを釣るために、ジャーク時の抜けが良く、着水後のクイックなアクション、立ち上がりの良さを目指して開発を進めました。その結果、Bnd180Fよりも若干カップを小さくしています。ルアーのアクションが、より強めに出て、ハイレスポンスのモデルに仕上がっています」(山田)
ちなみに、今回のBnd163FでもBnd180 Fで好評であったネオンカラー、ホロバックカラーも採用している。ネオンカラーは、アングラーがルアー操作をする際に、その動きをしっかりと確認できる紫外線発光の塗装。一方、ホロバックは背中面にも光を反射するホロを入れることで、より輝き続けてターゲットにアピールするというもの。Bnd163Fは、これからのヒラマサシーズンに活躍することが期待するプラグのひとつだ。
開発中の前方重心ルアー
GOOD BAITの第三弾となるプラグも山田さんは開発を進めている。それが、重心移動を備えたフローティングプラグだ。近年、ヒラマサやマグロ、GT狙いのプラグといえば、ポッパー、後方重心のダイビングペンシル、そしてミノーやシンキングペンシルというもが主流だろう。フローティングにおいては、後方重心で垂直立ちや斜め立ちというものが多い。しかし開発中のモデルは、フローティングでありながら、着水と同時に内部ウエイトが前方に移動し、水平より頭下がりの浮き姿勢となっている。
「着水した後、立ち上がりが良かったり、アクションをしっかり出せるようにと考えたモデルです。ただまだ、いろいろとテストを繰り返しています。現時点では答えは出ていませんが、しっかりと魚に答えを出してもらいながら開発していき、今年の発売を目指していきたいと思っています」(山田)
山田さんが語るように、発売は未定のようだが、面白い発想のプラグである。そのテストの結果とともに注目したい。
開発の模様は下記のInstagramで
https://www.instagram.com/goodbait_jpn/