巷でウワサの画期的アイテム
やはり、これは便利!
ハピソン『津本式アニサキスライト』の実力を検証!
オフショアで釣れる魚にも寄生していることがあるアニサキスは、塩や酢で締めても死なないうえ、ゴムのように硬いので「よく噛む」という対策も難しい。もっとも有効な対処法は、目視で除去することだという。そこで活躍するのが、ハピソン『津本式アニサキスライト』。よく見えると話題のこのアイテムを使って、アニサキスが見つけ出せるかどうか検証してみた。
光の波長と圧倒的な光量でアニサキスを照らし出す
ハピソン『津本式アニサキスライト』は、「津本式 究極の血抜き」でおなじみの津本光弘さんが監修した、アニサキスを見つけるためのブラックライト。魚の身や内臓、まな板にいるアニサキスをハイパワーなブラックライトで映し出すアイテムだ。「高い防水・防塵機能を誇るIPX7(※)仕様で、濡れた手で使っても安心」という性能も備えている。
※IPX7(浸水に対する保護等級)/常温の水道水(静水)の水深1mのところに機器を沈め、約30分放置して取り出した時に機器の機能が動作することを意味する。
恐るべき寄生虫アニサキス
アニサキスは、アジやサバ、カツオ、サケ、イカなどの魚介類に寄生する線虫の一種。生きたまま食べてしまうと胃や腸壁に食い込み、激しい腹痛や嘔吐などの食中毒(アニサキス症)やアレルギー症状を引き起こすことがある。酢や醤油に浸けたぐらいではびくともせず、冷凍処理(マイナス20℃で24時間以上)や加熱処理(60℃で1分以上)であれば、完全に死滅させることができる。
カツオとスルメイカで検証!
アニサキスは、アジやイワシ、サバ、サンマ、イサキ、マダイ、ヒラメ、カツオ、サワラ、マトウダイ、ハタ、イカ、アカムツ、タラ、ホッケ、サケ、キンメダイ、アンコウなど、多くの魚に寄生することが知られており、なかでもサバやカツオ、スルメイカに多いと言われている。
そこで、鮮魚店で売られているカツオとスルメイカを購入(切り身ではなく丸ごと)し、『アニサキスライト』を使うとどんなふうにアニサキスを見ることができるのかを検証した。
カツオ編
アニサキスは魚の内臓に寄生し、宿主が死んでしまうと筋肉(身)へと移動する習性がある。生食することはないが、まずはアニサキスがいる可能性が高い内臓からチェックした。
捕獲したアニサキスはすでに息絶えていた。それにしてもライトを当てるとよく見える!
刺身用に切り身にした状態でもライトを当ててチェックしたが、残念ながら? 他のアニサキスは確認できなかった。
スルメイカ編
↓拡大すると!
残りのイカもライトで照らしてチェック!
検証結果
正直なところ、ライトを使わなくてもアニサキスは見つけられるだろうと考えていた。実際、カツオに関してはライトなしでもアニサキスを見つけることができたのだが、ライトを使うとアニサキスが光って断然、見つけやすくなった。ただ、スルメイカに関しては、身とアニサキスの色が同化することで非常に見つけにくく、記者は見事にスルーしていた(汗)。『アニサキスライト』を使わずに刺身にしていたらと思うとゾッとする。
また、市販されているブラックライトでも同様の検証を行ったが、『アニサキスライト』との性能の差は歴然! ハイパワー&アニサキスを見つけやすい波長を採用している優位性を体感することができた。
新鮮な魚を刺身などで生食できるのは釣り人の特権。オフショアで釣った魚を安心して食べるためにも、ぜひ、このライトを使ってみよう!