ファインチューンを施したヒラマサ用ペンシルの新定番
オシア 別注平政 190F フラッシュブースト
その名の通り、ヒラマサキャスティング用のペンシルベイトとして多くの実績を誇るオシア別注平政。そのなかでもとくに守備範囲の広い190Fに、ファインチューニングを施したフラッシュブースト仕様が加わった。定評の高いアクション性能に静止時の誘いまでプラスしたニューモデルを紹介しよう。
INDEX
条件を選ばない万能選手。別注平政190F
フォルム、飛距離、泳ぎなど、すべての要素をヒラマサゲームに特化して開発された「オシア別注平政」。サイズも130mm、160mm、190mm、220mmと豊富に揃い、小型ベイトパターンから大型ベイトパターンまであらゆるシチュエーションに対応。長年多くのオフショアプラッガ―に支持されてきた。
なかでも190mmはヒラマサキャスティングのメインとなるサイズ。ヒラマサがこのサイズのベイトを捕食しているときは当然だが、そうでないときも最初に投げるパイロット的なルアーとして190mmを選ぶアングラーは多い。220mmでは食わせきれない、でも160mmでは飛距離が足りないというシビアな状況も、このサイズの出番である。そんな190mmモデルに、ファインチューンを施したフラッシュブースト仕様が登場した。
水絡みの良い新ウェイト設計で使いやすさがアップ
このモデルの特徴は、ウェイトを増量したうえでオリジナルの190Fより後方に重心を設定していること。これによりステイ時の浮き姿勢が立ち気味になるため、ファーストアクション時からしっかり水をつかんでダイブし、ジャーク後の姿勢もすばやく復元される。つまりアクションエラーの起こりにくいバランスであり、風や潮波で海面がラフな状態でも、狙いの動きを演出しやすくなっているということだ。
フラッシュブースト搭載でアピール力がアップ
さらに、今回のモデルにはフラッシュブーストも搭載。鏡面加工された反射板をボディ内部にスプリングで吊るしたこの機構は、アクション時はもちろんのこと、ジャーク後のステイ中もわずかな振動で自発的にフラッシングを発してターゲットを誘い続ける。220F、160Fには先行で採用されているため、すでにその効果を体感し190Fへの搭載を心待ちにしていたアングラーもいることだろう。前述の通り、後方重心の浮き姿勢によってボディの3/2以上が水中に入ることで、フラッシュブーストの効果もいっそう強調される。
全6色のすべてにスケールブーストを採用
カラーはNイワシ、Nピンクイワシ、Aトビウオ、Nホワイト、Aオレンジ、Tイワシミントの全6色。いずれもA、N、Tとタイプの異なる3種のスケールブーストをベースに、実績に裏付けられたカラーをアレンジしたものだ。おおまかな分類としては、ナチュラル&アピールで誘うNイワシ、Aトビウオ、アングラーからの視認性に優れたAオレンジ、Nピンクイワシ、Nホワイト、新提案色のTイワシミントに分けられる。このうち最も気になるのはTイワシミント。透過性とアピール力を兼備した鱗を配するTタイプのスケールブーストをベースに、ミント系色をミックスした新たなカラーで、荒れた海面でもルアーの位置や泳ぎを確認しやすい視認性があり、適度なナチュラル感が今までにないアピール力を発揮してくれそうだ。
フックサイズで動きをチューン
推奨フックサイズはトリプルなら#3/0、シングルフックなら5~7gのものが標準となるが、サイズを変えることで狙いのアクションにチューンすることも可能。軽やかに水面近くを走らせたければワンサイズ落としたり、ラフウォーターでもしっかり水に絡むようワンサイズ上げたりと、状況に合わせたアレンジも試してみたい。安定した飛距離、ダイブのさせやすさ、アクションのキレなど、ヒラマサゲームの新定番としてこれから活躍しそうなペンシルベイトの登場だ。
メーカー希望小売価格:3,200円 (税別)
サイズ:190mm 73g
推奨フック:#3/0(付属なし)
カラー
001 Nイワシ
002 Nピンクイワシ
003 Aトビウオ
004 Nホワイト
005 Aオレンジ
006 Tイワシミント