大型と対峙するには
より完璧な準備をして挑みたい
クロマグロ狙い、キハダ狙、大型ヒラマサ、マーリン狙いに
ソルティガ&ステラ、ツインパワー対応
NO LIMITSカスタムスプール
春~初夏になると、国内キャスティングマグロゲームがスタートする。5月上旬の現時点で、三重県、南伊豆沖、御蔵島ではキハダが釣れ始めており、4月は巨大クロマグロの釣果が出ている。そしてどちらの釣りにおいても、ラインが少しでも多く巻けるスプール、さらに安定したドラグ性能、飛距離が出るスプールがあれば、より安心してチャレンジできるというもの。そんなスプールが、この春にスタジオオーシャンマークから発売された。
INDEX
夢の大型狙いだからこそ、
余裕と安心が増す準備をしたい。
春になり三重方面、南伊豆沖、御蔵島とキハダの釣果が出始めている。また、千葉、さらには南伊豆などからの遠征船でクロマグロも上がっている。キハダは、これまで三重沖、和歌山沖では50㎏を超える大型の実績があり、70㎏オーバーの可能性も秘めている。さらに関東近郊でも大型サイズのキハダの釣果が出てきた。一方、クロマグロに関しては、この春に200㎏オーバーの釣果がみられた。残念ながらこの記事を書いている2023年5月2日現在で、水産庁が出している遊漁の枠の5トンがいっぱいになり採捕禁止の状態だが、6月になれば、各地で挑戦できるようになる。(国内クロマグロについては、こちら。https://www.jfa.maff.go.jp/j/yugyo/y_kuromaguro/kyouryokuirai.html)。
このように現在のマグロゲームは、狙えるサイズの巨大化が目立つ。そんな夢の巨大サイズを狙うとなった時に、まず気になるのがリールのラインキャパシティだ。今、持っているリールに対象サイズに合わせたPEラインを巻き、十分なラインキャパを入るのかどうか? 大型サイズとの持久戦を考えるなら、ランキャパは少しでも多く入れたい。また、ドラグ性能は十分か? キャスティング時の飛距離はどうなのか? などを考えることだろう。そんなアングラーの考えを解消すべく誕生したのが、今回紹介する下記のスタジオオーシャンマーク(以下SOM)のNO LIMITSカスタムスプールだ。
≪この春発売のNEWモデル、オススメモデル≫
「20ソルティガ18000&20000番対応」「21セルテート18000番対応」➡【NO LIMITS 20ST23000BM】
「19ステラSW&20000&18000対応」➡【NO LIMITS 20SW23000BM】
「13&19ステラSW30000対応」➡【NO LIMITS 13SW30000BM】
「13&19ステラSW、15&21ツインパワーSWの8000~14000番対応」➡【NO LIMITS 20SW16000HP】
ソルティガ18000番、20000番、セルテートSW18000対応の
「NO LIMITS 20ST23000BM」
それでは各モデルの詳細を紹介していこう。まず発売となったのが、ソルティガ18000番、20000番、セルテートSW18000対応のモデル。佐野ヒロムが各地でテストを行い、完成したモデルだ。2020年にソルティガは、これまでにない剛性を備えて発売された。そこにSOMがノウハウを注ぎ込み、飛距離の向上、ラインキャパのアップ、高い比熱設計、熱ダレしない最高級グリースなどを備え、大型魚と安心してやりとりできるカスタムスプールを完成させたのだ。
まず飛距離の向上だが、これまで採用してきたマルチカットスプールリングを見直し、純正スプールと比べて106%(陸上計測にて)の飛距離アップを実現。ラインキャパシティは、純正のPE10号300mに対してPE12号300m(YGK社WX系ライン)にサイズアップ。またドラグは、ドラグ作動時に発生する摩擦熱を、リングカバーの放熱デザインとスカート内部のラジエーターによって排熱する設計。加えて高負荷時や高速回転に耐えるカーボン&ステンレスドラグワッシャーを採用。ドラググリースは、安心の耐熱性を持つピュアテフロングリースを使用している。PE12号を巻いて大型クロマグロに挑戦する場合、300mあれば少しは安心できるということだ。
YGK社WX系ライン PE12-300、PE10-400、PE8-500
YGK社ODDPORT PE12-270、PE10-350、PE9-390
ドラグ25㎏(ドラグ値はラインを実用最大量巻いて計測)
PRICE:31,000円(税別)
19ステラSW&20000&18000対応の
「NO LIMITS 20SW23000BM」
ステラSWユーザーにおいても、200㎏を超える大型クロマグロ、70㎏を超えるキハダ、50㎏オーバーのGT、30㎏オーバーのヒラマサとより対峙できるようにと、SOMではカスタムスプールを開発した。それがNO LIMITS 20SW23000BMだ。純正スプールは、18000HGで8号300m、20000PGで10号300mのサイズ設定だが、この23000モデルはPE12号300mのラインキャパシティ。マルチカットスプールリングにより、純正と比べ約105%の飛距離アップを実現している。太糸を使用するクロマグロ、キハダゲームにおいて、「あと少し飛距離が出れば!」と思う時は多い。そんな時に、このプラス5%が釣果を左右する。また、排熱コントロール性能も装備。ドラグ作動時の摩耗熱を、リングカバーの放熱デザインと内部ラジエーターの効果で、排熱する設計となっている。また、ドラグワッシャーとグリースは、前記したソルティガモデルと同様、カーボン&ステンレスワッシャー、ピュアテフロングリースを採用。高負荷時や高回転時に、しっかりと耐えてくれる。
YGK社WX系ライン PE12-300、PE10-400、PE8-500
YGK社ODDPORT PE12-270、PE10-350、PE9-390
ドラグ25㎏
PRICE:31,000円(税抜)
13&19ステラSW30000対応の
「NO LIMITS 13SW30000BM」
200㎏を超える大型クロマグロキャスティング、またはスタンディングのスピニングマーリンにおいて、より安心のラインキャパシティを誇るステラSW13&19の30000番。この国内最大サイズを誇るスピニングリールは、PE8号600m、10号475m、12号375mのラインキャパを備え、このリールを使用してこれまで多くのアングラーが巨大サイズに挑戦してきた。この大型リールのカスタムスプールもSOMでは用意している。まずSOMが目指したのは、飛距離アップ。大型魚狙いで大型のルアー、太いライン、強いロッドを扱うということは、当然飛距離は落ちる。そこで最強のアルミ合金「A7075ST6」材をマルチカットしたスプールリングを搭載し、純正モデル以上の飛距離とトラブルレスを装備させた。さらに、ドラグシステムの防水性能を高め、回転ガタを排除した軸受け、カーボンワッシャー、ピュアテフロングリース、ラジエーターユニットを備え、大型魚とより安心してやりとりが可能。さらにラインキャパシティもアップ。PE12号で450mという驚異のラインキャパを持っている。近年、国内で200㎏オーバー、300㎏クラスの可能性が見え始めてきたクロマグロ。30000番は、そのサイズから誰でも扱えるものではないが、これまでにない大型魚を本気で狙うアングラーには、より強い味方となるモデル。さらにカスタムスプールでより巨大魚に近づくことができるだろう。
PE12-450、PE10-570、PE8-750
ドラグ22㎏
PRICE:31,000円(税抜)
13&19ステラSW、15&21ツインパワーSW8000~14000番対応
「NO LIMITS 20SW16000HP」
「NO LIMITS 20SW23000BM」と同時に発売となった13&19ステラSW、15&21ツインパワーSW の8000~14000番に対応する「NO LIMITS 20SW16000HP」。23000サイズでは、キャパシティアップが望めるモデルとしていたが、こちらのモデルは純正モデルと同じラインキャパシティに設定しながら、スプール径を小さくすることで飛距離アップが得られる性能となっている。ヒラマサの誘い出しにおいて、飛距離を出すことは重要な要素。近海の中型のキハダ狙いでは、連日攻められ続けていることでプレッシャーは高いことも多く、飛距離を出して、警戒心が生まれる前の個体を誘うことでより釣果に繋がると言える。ちなみに、ドラグ作動による排熱性能、高負荷時や高回転時に耐えるドラグワッシャーなどは、より大型魚対応の「NO LIMITS 20SW23000BM」と同じ設計だ。西のヒラマサの聖地である玄界灘では連日良い釣果が聞こえる。一方、東のヒラマサの聖地である外房も春の小型ベイトパターンが始まっている。その中で時折良いサイズがヒットするのが例年のパターンだが、プレッシャーも高いフィールドだけに簡単ではない。そこで重要なことの一つが、やはり飛距離である。三重、和歌山、そして相模湾のキハダでも、飛距離は重要である。しっかりと準備しておけば、より魚に近づくことができるだろう。
PE6-300、PE5-350
ドラグ17㎏
PRICE:26,500円(税抜)
※20ソルティガ、21セルテートの8000~14000番対応モデルも発売中!