浮かない、トッププラグに出ない状況を攻略!

ジギングでクロマグロを狙うなら
お勧めリール
STUDIO OCEAN MARK
NO LIMITS BLUE HEAVEN
100Lo、80Lo

2025年のクロマグロゲームが開幕した。ただ、フィールドに出れば毎回、望みの状況とは限らない。多くの方はポッパーやペンシルのキャスティングで狙うと思うが、なかなか表層に出ない状況に遭遇することもある。魚探をかければ、反応は出ているのにトップレンジまでは上がってこないのだ。そんな時にジギングで狙う方法がある。そしてそんなクロマグロ狙いのジギングで、お勧めのリールがNO LIMITS BLUE HEAVEN 100Lo、80Loだ。

ジギングでクロマグロを狙うなら<br>お勧めリール<br>STUDIO OCEAN MARK<br>NO LIMITS BLUE HEAVEN<br>100Lo、80Lo

クロマグロジギングを成立させるリール

冒頭に書いた通り、クロマグロがトップレンジに出ない状況で、まだまだメジャーではないが、ジギングでの釣果も毎年出ている。そんなクロマグロジギングに早くから取り込んできたのが、スタジオオーシャンマークの代表の大塚隆氏、そしてスロピッチジャークのエキスパート西本康生氏、そして北海道札幌のショップ・ノースキャストの平中彰彦氏だ。彼らは、久米島のキハダジギングにて、スローピッチジャークによる攻略法を確立。そしてそのジグ操作、ファイト等は今やメジャーとなった。その攻略法を、クロマグロに置き換え、クロマグロが浮かない状況で結果を残している。

その攻略において、必要とされるのが、NO LIMITS BLUE HEAVEN 100Lo、80Loだ。このモデルは、いわばクロマグロを獲るために開発されたモデル。大型クロマグロ狙いで、太糸、ハイドラグを想定して作られた強靭ボディー&設計のモデルとなる。

クロマグロジギングは、魚探にマグロが映る層、船長の指示タナの下にジグを沈め、ワンしゃくりごとにフォールの動きを入れて探っていくのが基本。このフォールの動きにマグロが口を使う。

フォールの動きで喰うことが多いため、フックはテールにシングルアシストを1本装着。ジグは、指示タナまで素早く落としたいため、水深にもよるが重めを使用。写真は、ナマラジグS.T.の300g。

ローギアの力強い巻き上げが最大の武器

まず、NO LIMITS BLUE HEAVEN Loの最大の特徴は、ローギアを搭載していると言う部分。スローピッチジャークによるマグロジギングにおいて、ジグを大きく跳ね上げ、フォールの時間をしっかりと作ることが重要である。その際、ハイギアやミッドギアのほうが、ジグ操作はしやすいが、大型のマグロのヒットとなるとやはり巻き上げがきつい。そこで巻き上げ力にフォーカスし、ギア比4.0:1/最大巻取長77cmのギアを搭載。ブルーヘブンには「Pw」表記のパワーギアがあるが、それよりも巻き取りトルクの強いギア比であり、10kg以上のハイドラグ時でも、巻き取りが可能な性能に設定されているのだ。

マグロとのファイトは壮絶。力強い引きをハイドラグで耐えつつ、巻けるタイミングではどんどん巻かなくてはならない。そんな時、Loの巻けるギアが生きてくる。

実際、重いジグの操作、そしてマグロのファイトにおいて、巻き取りを経験すると、そのトルクの強さに驚く。ミッドギア、パワーギアと比べると、全く違うリールと感じてしまうほどだ。

排熱機能でマグロのロングランにも対応

このモデルは、スプールの防水キャップがアルミ製に変更され、さらに排熱するデザインを採用している。さらにギアボックスのボディー内側(写真左)は、排熱カバーを採用。マグロはヒットと同時に長距離を走る。マグロをジギングで獲るためには、この走りが重要であり、ある程度走らせてマグロを疲れさせる必要がある。ただ走れば熱が溜まる。そこで排熱設計が採用されたのだ。これによりスプール高速回転時に、最高到達温度を10度以上下げることに成功している。

またドラグワッシャーは、ブルーヘブンのノーマルモデルでは、初動の重さとドラグ力を持つコルクワッシャーに注目したことから、独自にコルクワッシャーを開発しG40というモデルを採用しているが、NO LIMITS BLUE HEAVEN Loでは、カーボンドラグワッシャーとステンレスドラグディスクの組み合わせを採用。高負荷時やスプール高速回転時に耐える仕様になっている。

ヒット後に走るマグロ。Loギアの場合、ヒット後にグイグイと巻けてしまうこともあるが、ここでどんどん巻かずに、走るようなら走らせたほうが良い場合が多い。元気なままだと、なかなか距離を詰められないからだ。そんなマグロの走りに対応するスプール、排熱ボディー、ドラグワッシャーを搭載。

ハンドルはより強力に!

ジギングでのクロマグロとのファイトでは、ハンドルを押すようにしてラインを巻き取る。その際、ハンドルに掛かる負荷を考慮して、木材と樹脂を高音高圧で成形した強化木材を採用。さらにファイトの際に力を入れて巻き、軸部分には捻れるような力が加わる。そこでハンドル軸も強化されている。ウッドノブは一見、滑りそうな印象だが、ウッド表面の僅かな凹凸が滑りを軽減。EVA、ラバーなど、さまざまな素材を試した末に辿り着いたノブだ。

製品情報
https://studio-oceanmark.com/products/no-limits-blue-heaven/

まとめ:アングラーズタイム編集部

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